Delivery Point Validation (DPV)

Delivery Point Validation (DPV®) は、住所情報の正確さを個々の郵便住所まで照合する米国郵政公社® (USPS®) のテクノロジーです。この DPV® を使用して住所の照合をすることによって、住所不完全のため不達 (UAA) という事態を減少させ、郵便コストや不正な住所情報に関連する他のビジネス コストを削減することができます。

注: DPV® は U.S. アドレスに対してのみ有効です。

DPV® なしでの個々の住所検証では、そのストリート上にある複数の有効な住所までしか照合できません。例えば、USPS データは Maple Lane 上の住所が 500 から 1000 まであることを示しています。住所 610 Maple Ln の検証を試みます。DPV® なしで検証すると、この住所は 500 ~ 1000 の範囲にあるため有効と見なされます。ただし、実際には 610 Maple Ln という住所は存在しません。このストリートの区画にある家の番号は、608、609、613、および 616 です。DPV® 処理を使うと、610 Maple Ln が存在しないことが警告され、住所を訂正する措置をとることができます。

DPV® は、ターゲットを絞り込んだ郵便リストの作成に役立つ独特の住所属性も備えています。例えば、DPV® は郵送先が空き家かどうかを確認したり、それが郵便受取代行業 (CMRA) や私設私書箱の住所であることを識別できます。

DPV® は既存の住所の正確性を検証できますが、DPV® を使って住所録を作成することはできません。例えば、123 Elm Street Apartment 6 という住所が存在することは確認できますが、同じストリートに Apartment 7 があるかどうかを調べることはできません。住所録の生成を阻止するために、DPV® データベースには誤検出レコードが含まれています。誤検出レコードは、誤検出テーブルに存在する人為的に作られた住所です。DPV® クエリでマッチしなかった場合は、誤検出テーブルに対してクエリが実行されます。このテーブルにマッチする場合、DPV® の処理は停止します。