レコード レベルの結果インジケータ

レコード レベルの結果インジケータは、各レコードに対する ValidateAddressLoqate 処理の結果に関するデータを提供します。例えば、マッチングの成功または失敗、住所を処理したコーダーなどの詳細情報を示します。以下の表に、ValidateAddressLoqate が返すレコード レベルの結果インジケータの一覧を示します。

表 1. レコード レベル インジケータ

フィールド名

説明

Confidence

返された住所に割り当てられた確信レベル。範囲は 0 ~ 100 です。0 は失敗を表し、100 はマッチ結果が正しいことに対する確信レベルが非常に高いことを表します。複数のマッチ結果がある場合、確信レベルは 0 です。この数値の計算方法については、Validate Address Loqate 確信アルゴリズムの概要 を参照してください。

CouldNotValidate

マッチしなかった場合の、妥当性が確認できなかった住所コンポーネント。

  • ApartmentNumber
  • HouseNumber
  • StreetName
  • PostalCode
  • City
  • Directional
  • StreetSuffix
  • Firm
  • POBoxNumber
注: 複数のコンポーネントがカンマ区切りリストとして返されることがあります。

MatchScore

MatchScore は、入力データと、最も近い一致として検出された参照データとの間の類似性を表します。MatchScore は、マッチ結果を得るために入力住所をどれだけ変更したかを表す Confidence とはまったく異なるものです。MatchScore の意味は米国住所と米国以外の住所で異なります。

int getFieldMatchscore (unit record, const char*) 関数は、入力データと、最も近い一致として検出された参照データとの間の類似性を表す 0 ~ 100 の整数値です。100 は、入力データに、エイリアス、大文字小文字、付加記号以外の変更を加えなかったことを表します。0 は、入力データと、最も近い一致として検出された参照データとの間にまったく類似性がないことを表します。

注: Validate Address Loqate および Advanced Matching モジュールのコンポーネントは、どちらも MatchScore フィールドを使用します。データフローの出力の MatchScore フィールドの値は、出力ステージに送られる前に最後に値を変更したステージによって決まります。データフローに Validate Address Loqate および Advanced Matching モジュールのコンポーネントが含まれ、各ステージの MatchScore 出力フィールドを確認したい場合は、Transformer ステージを使用して、MatchScore 値を他のフィールドにコピーしてください。例えば、Validate Address Loqate によって MatchScore という出力フィールドが作成され、Transformer ステージによって Validate Address Loqate の MatchScore フィールドが AddressMatchScore というフィールドにコピーされます。マッチャー ステージを実行すると、マッチャーから得た値が MatchScore フィールドに設定され、Validate Address Loqate から得た AddressMatchScore の値が 引き渡されます。

ProcessedBy

住所を処理した住所コーダーです。

LOQATE
Loqate コーダーが住所を処理しました。

Status

マッチの成功または失敗。複数のマッチがある場合、一致する可能性のあるすべてのものに対してこのフィールドが "F" になります。

NULL
成功
F
失敗

Status.Code

失敗の原因 (ある場合)。

  • UnableToValidate

Status.Description

問題の説明 (ある場合)。

Address Not Found
Status.Code=UnableToValidate の場合にこの値が表示されます。