プロセス フロー ファイルの場所のオーバーライド
管理ユーティリティの process flow execute コマンドを使ってプロセス フローを実行する場合、ジョブで指定されたものとは別の入力ファイルや出力ファイルの使用を指定できます。これを行うには、--o 引数を使います。
--o "JobName|StageName=File"
説明:
- JobName
- は、プロセス フロー内で参照されるジョブの名前です。
- StageName
- データフロー内のステージのアイコンの下にあるステージ ラベルに表示される、ジョブの Read from File ステージまたは Write to File ステージの名前。例えば、入力ステージのラベルが "Read From File" である場合は、次のように指定します。
"Job1|Read From File=file:C:/inputfile.txt"
入力ステージのラベルが "Illinois Customers" である場合は、次のように指定します。
"Job1|Illinois Customers=file:C:/inputfile.txt"
- File
- ファイルのプロトコルとフル パス。ファイルのパスには、バックスラッシュではなくスラッシュ (/) を使用する必要があります。プロトコルは次のいずれかを指定します。
- file:
- ファイルが Spectrum™ Technology Platform サーバーと同じコンピュータに存在する場合は、パスの先頭に "file:" プロトコルを付けます。例えば、Windows では、"
file:C:/myfile.txt
" と指定し、Unix または Linux では、"file:/testfiles/myfile.txt
" と指定します。注: クライアントとサーバーが同じコンピュータ上で稼働している場合は、"file:" プロトコルを使用しても "esclient:" プロトコルを使用しても構いませんが、"file:" プロトコルを使用した方がパフォーマンスが高くなる可能性があります - esclient:
- ファイルが Process Flow Executor と同じコンピュータに存在する場合は、パスの先頭に "esclient:" プロトコルを付けます。例えば、Windows では、"
esclient:C:/myfile.txt
" と指定し、Unix または Linux では、"esclient:/testfiles/myfile.txt
" と指定します。注: Process Flow Executor を実行しているコンピュータが Spectrum™ Technology Platform サーバーのホスト名を解決できない場合、"ファイルのアクセスでエラーが発生しました" というエラーが表示される可能性があります。この問題を解決するには、サーバー上で次のファイルを開きます: SpectrumLocation/server/app/conf/spectrum-container.properties。プロパティ spectrum.runtime.hostname にサーバーの IP アドレスを設定します。 - ftp:
- Management Console で定義されたファイル サーバーを使用するには、
ftp:NameOfFileServer/PathToFile
という形式を使用します。例えば、ftp://FS/testfiles/myfile.txt
と指定します。ここで FS は、Management Console で定義されたファイル サーバー リソースです。
次の例は、--o 引数を使ってファイルの場所をオーバーライドする方法を示しています。
--o "Job1|Read from File=file:C:/myfile_input.txt" "Job1|Write to File=file:C:/myfile_output.txt"