バックアップのスケジュール化
Spectrum™ Technology Platformサーバーをバックアップするには、サーバーの構成データベースのバックアップ コピーを作成する必要があります。構成データベースには、セキュリティ設定、データフロー、サービス オプション、データ リソース定義、その他の構成情報が含まれています。サーバーのシステム障害やその他の災害でサーバーが稼働できなくなった場合、構成データベースのバックアップを使用してサーバー構成を別の Spectrum™ Technology Platformサーバーに復元できます。
この手順では、Spectrum™ Technology Platformを構成してバックアップを定期的に作成する方法を説明します。
重要: スケジュールに基づくバックアップは、Spectrum™ Technology Platformサーバーのアクティビティが非常に少ないかまったくない時間帯に実行されます。バックアップの実行中は、サービスの呼び出しがタイムアウトになったり、ジョブが正常に実行できなかったりする場合があります。
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Spectrum™ Technology Platformサーバーを停止します。
注: Spectrum™ Technology Platformをクラスタ環境で実行している場合は、スケジュールに基づくバックアップを構成するノードを選択し、そのノードで実行しているサーバーを停止します。このノードでは、スケジュールに基づくバックアップを構成してから、この構成を他のノードに適用します。
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次のファイルをテキスト エディターで開きます。
SpectrumLocation\server\app\conf\spectrum-container.properties
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次のパラメータを指定します。
spectrum.backup.enabled=true spectrum.backup.cron=Interval spectrum.backup.directory=Destination
説明:
- Interval
- バックアップ データベースを作成する間隔を指定する cron 式。cron 式は、スペースで区切られた 6 つの値で構成されます。オプションとして、第 7 の値を指定できます。
- 秒
- 分
- 時間
- 月の日数
- 月
- 曜日
- 年 (オプション)
例えば、この式は構成データベースを毎日午前 10 時にバックアップします。
spectrum.backup.cron=0 0 10 * * ?
cron 式の詳細については、quartz-scheduler.org/documentation を参照してください。
- Destination
- バックアップ データベースの保存先とするディレクトリ。注: Spectrum™ Technology Platformをクラスタ環境で使用している場合は、一元化された場所をバックアップの保存先として指定する必要があります。クラスタ環境では、スケジュールに基づくバックアップがクラスタ内の不特定のノードで実行されるからです。一元化された場所を指定すると、クラスタから最新のバックアップを取得するのが容易になります。
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構成データベースをSpectrum™ Technology Platformサーバーと異なるサーバーで実行している場合は、次のパラメータを構成します。そうではない場合は、これらをデフォルト値のまま使用します。
spectrum.backup.databaseURL=Host spectrum.backup.http.port=Port
説明:
- Host
- 構成データベースの 1 つのホスト名または IP アドレス。通常、構成データベースはクラスタで実行します。クラスタ内の任意のノードをバックアップ用ソースとして使用できます。
- Port
- データベース用に構成された HTTP データベース バックアップ ポート。
- プロパティ ファイルを保存して閉じます。
- Spectrum™ Technology Platformサーバーを開始します。
- オプション:
Spectrum™ Technology Platformをクラスタ環境で使用している場合は、クラスタ内の各ノードに対してこの手順を繰り返します。
注: クラスタ内のすべてのノード上で、spectrum.backup.cron と spectrum.backup.directory に同一の値を指定する必要があります。
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モジュールの中には、Spectrum™ Technology Platformのスケジュールされたバックアップ処理ではバックアップされない追加データを保存するものがあります。このデータを手動でバックアップするか、このデータをバックアップする別のプロセスを作成する必要があります。
モジュール バックアップ項目 Advanced Matching モジュール、Data Normalization モジュールおよび Universal Name モジュール SpectrumLocation/server/modules の下にある以下のサブフォルダの内容をバックアップします。 - cdqdb
- lucene
- matcher
- parser
- searchindex
- tables
Data Hub モジュール Relationship Analysis Client を起動し、[管理] をクリックします。バックアップするモデルを選択し、[バックアップ] をクリックします。 モデルのほかに、以下の 2 つのプロパティ ファイルもバックアップします。- server\modules\hub\hub.properties
- server\modules\db\neo4j.properties
Location Intelligence モジュール 名前付きリソース、データおよび構成ファイルをバックアップします。