Enterprise Geocoding モジュールの米国データベース リソース

新しいデータベース リソースをインストール、または既存のデータベース リソースを変更するたびに、Management Console で定義して、システム上で使用できるようにする必要があります。以下では、Enterprise Geocoding モジュールの米国データベース リソースを追加または変更する手順について説明します。

  1. データセット ファイルをまだインストールしていない場合は、データセット ファイルをシステムにインストールしてください。データベースのインストール手順については、『Spectrum™ Technology Platform インストール ガイド』を参照してください。
  2. Management Console で、[リソース] の下の [Spectrum データベース] を選択します。
  3. 新しいデータベース リソースを作成する場合は、追加ボタンをクリックします。既存のデータベース リソースを変更する場合は、それを選択してから編集ボタンをクリックします。データベース リソースを削除する場合は、それを選択してから削除ボタン をクリックします。
  4. 新しいデータベース リソースを作成する場合は、[データベースの追加] ページで、データベース リソースの名前を [名前] フィールドに入力します。任意の名前にすることができます。既存のデータベースをコピーして新しいデータベースを作成する場合は、必要に応じてデフォルト名を変更してください。既存のデータベース リソースの名前を変更することはできません。その名前でデータベースを参照しているサービスやジョブがあると、動作しなくなるからです。
    注: Enterprise Geocoding モジュールを Siebel モジュールとともに使用する場合は、米国ジオコーディング データベースの名前を KGDDatasource としてください。
  5. [プール サイズ] フィールドで、このデータベースで処理する同時要求の最大数を指定します。

    最適なプール サイズはモジュールによって異なります。一般的には、サーバーが搭載する CPU の数の半分から 2 倍のプール サイズを設定すると、最適な結果が得られます。ほとんどのモジュールに最適なプール サイズは CPU 数と同数です。例えば、サーバーが 4 つの CPU を搭載している場合は、プール サイズを 2 (CPU 数の半分) ～ 8 (CPU 数の 2 倍) の間で試すことができ、多くの場合、最適なサイズは 4 (CPU 数と同数) です。

    プール サイズを変更するときは、データベースにアクセスするステージ用としてデータフローに指定されている実行時インスタンスの数を考慮する必要もあります。例えば、1 つの実行時インスタンスを使用するように設定された Geocode US Address ステージを持つデータフローがあるとします。この場合、米国ジオコーディング データベースのプール サイズを 4 に設定しても、パフォーマンスは向上しません。実行時インスタンスが 1 つしかないので、データベースへの要求は一度に 1 つになります。ただし、Geocode US Address の実行時インスタンスの数を 4 つに増やすと、パフォーマンスが向上します。データベースに同時にアクセスする Geocode US Address のインスタンスが 4 つあるので、プール全体を使用できます。

    ヒント: さまざまな設定でパフォーマンス テストを行って、環境にとって最適なプール サイズと実行時インスタンスの設定を特定してください。
  6. [モジュール] フィールドで、[GeoStan] を選択します。[タイプ] フィールドでは、[米国地理的コーダー] がデフォルトで選択されています。
  7. 新しいデータセットを追加するには、[データ ソース] の下で追加ボタン をクリックします。[パス] フィールドで、データセット ファイルを含むフォルダを指定します。パスを入力するか、参照ボタン をクリックして必要なデータセットを選択し、[OK] をクリックします。複数のデータセット パスを含めることができます。つまり、1 つのリソースを指定して、プライマリ データセットと DPV、LACSLink、または標高データなどのオプションのデータセットの両方を含めることが可能です。
    DPV と LACSLink のデータセットについては、定義されたいずれかのデータベース リソース パスで DPV と LACSLink のデータが検出されたかどうかを示す、[はい] または [いいえ] のインジケータがインターフェイスに表示されます。
  8. その他のデータセットを追加する場合は、追加ボタンをクリックします。データセット パスを編集する場合は、データセットを選択してから編集ボタンをクリックします。データセットを削除する場合は、データセットを選択してから削除ボタン をクリックします。
  9. 複数のデータセットがあり、その順序を変更したい場合は、データセットを選択して、上へ移動 または下へ移動 ボタンによってデータセット リスト内でそのファイルを移動します。
    注: データセットの順序により、複数の同一レベルのデータセットでマッチングを行う場合に優先するデータセットが決まります。例えば、2 つのストリート データセットに対してマッチングを行う場合です。その場合、上にある方のデータセットが使用されます。
  10. 変更を終えたら、[保存] をクリックします。