住所範囲の入力

ストリート範囲データは、存在する可能性はあるが確実に存在すると保証できない家番号範囲を表します。ストリート範囲住所データベースから取得された住所については、G-NAF データベースに由来する住所と比べると家番号の一致する可能性は高くなります。また、候補の家番号は、入力家番号と接尾語/範囲データの一致状況に基づいて変更されることがあります。

以下の表に、ストリート範囲データ ソースに由来する家番号範囲とのジオコーディング マッチ結果を示します。

入力家番号

候補家番号の範囲

候補家番号

マッチまたは非マッチ

10

10-12

10

マッチ

10A

10-12

10

マッチ

10

8-12

10

マッチ

10-14

10-12

10

マッチ

10-14

10-20

10-14

マッチ

10

12-16

12

非マッチ

G-NAF 範囲住所のマッチング

G-NAF データベースに由来するオーストラリアの住所に家番号範囲が含まれることがありますが、そのようなレコードは単一の配達ポイントを表します。また、範囲を表す住所に英字の接尾語が付くこともあります。例えば、以下の家住所番号はそれぞれ単一の住所を表します。

10-12 10A-10C 10-10A

GeocodeAddressAUS は、これらのポイント ソース住所の検証とジオコーディングを行います。条件が満たされ、マッチの信頼レベルが 1 または 2 である場合、GeocodeAddressAUS は、S8 結果コードでポイント マッチを返します。信頼レベルについては、G-NAF 出力の AUS.GNAF_Reliability 出力フィールドの説明を参照してください。

完全な家番号範囲または接尾語を入力に指定した場合、ポイント データ ソースに由来する候補は常に完全にマッチします。部分的な家番号情報、つまり完全な範囲や接尾語を含まない情報を指定した場合は、範囲または接尾語の情報に不整合のない(またはこれらの情報を持たない)候補がマッチします。

以下の表に、ポイント データ ソース(G-NAF データベース)に由来する家番号範囲とのジオコーディング マッチ結果を示します。マッチング ルールは、オーストラリア郵便公社が定めた Address Matching Approval System (AMAS®) に基づいています。

表 1. 範囲マッチの結果

入力家番号

データ家番号

候補家番号

マッチまたは非マッチ

10

10A

10A

マッチ: 入力番号 10 は 10A(または任意の接尾語付きの 10)にマッチします。

10A

10

10

マッチ: 入力番号 10 がマッチします。

10C

10A

10A

非マッチ: 入力接尾語はデータ接尾語に一致しません。

10

10-12

10-12

マッチ: 入力番号 10 は、ダッシュで結ばれたデータ範囲の最初の番号に一致します。

12

10-12

10-12

マッチ: 入力番号 12 は、ダッシュで結ばれたデータ範囲の最後の番号に一致します。

10A

10-12

10-12

マッチ: 入力番号 10 は、ダッシュで結ばれたデータ範囲の最初の番号に一致します。入力接尾語はデータに含まれませんが、マッチングに影響しません。

12

10-14

10-14

非マッチ。入力番号 12 は、ダッシュで結ばれたデータ範囲のいずれの番号にも一致しません。家番号範囲に対して補間は実行されません。

10-12

10-14

10-14

マッチ: 最初の入力番号 10 がデータの最初の番号に一致し、2 番目の番号 12 はデータ範囲内にあります。

10-12

10A-14A

10A-14A

マッチ: 接尾語はありませんが、入力番号 10 が一致します。

10-16

10-12

10-12

非マッチ: 入力住所の 2 番目の番号 16 は、10-12 データ範囲の外側です。

10-13

10-14

10-14

非マッチ: 両方の入力番号はデータ範囲内ですが、2 番目の番号(13)は奇数であり、10-14 という偶数の範囲に一致しません。

10-13

10-15

10-15

マッチ: データ範囲(10-15)は、その番号から奇数と偶数が混在する範囲であることがわかるので、入力は一致します。

RMB 10

10

10

マッチ: 入力番号は一致します。

16

A16

A16

マッチ: 入力番号は一致します。

RMB 10

A10

A10

非マッチ: 入力接尾語はデータ接尾語に一致しません。