マッチング オプション

住所がデータベース内の複数の候補に一致する場合に結果を返すかどうかを指定します。このオプションを選択しない場合、複数の候補に一致する住所のジオコーディングは失敗します。

このオプションを選択する場合は、返す候補の最大数を指定します。チェック ボックスの横で-1 を指定するとすべての候補が返されます。

住所の範囲情報を返すかどうかを指定します。このオプションを有効にすると、出力フィールドレンジ が出力に含まれます。

範囲とは、同じストリートセグメントに沿って並ぶ複数の住所を意味します。例えば、5400-5499 Main St.は Main St. の 5400 番台のブロックにある住所を表す住所範囲です。範囲は、セグメント内の奇数または偶数だけ、あるいは奇数と偶数の両方の住所を表すことがあります。また、範囲は複数のユニットがあるアパートメントのような単一の建物を表すこともあります。

範囲を返すオプションを選択した場合、このオプションは候補ごとに返す範囲の最大数を指定します。ジオコーダはセグメントあたり 1 つの候補を返しますが、そのセグメントに複数の範囲が含まれる可能性があるため、このオプションを使って候補のセグメントにある他の範囲を確認できます。

範囲を返すオプションを選択した場合、このオプションは範囲ごとに返すユニット (アパートやスイートなど) の最大数を指定します。

例えば、4 つのスイートを含む 65 Main St. にあるオフィス ビルのジオコーディングを行う場合、最大で 4 つのユニット (65 Suite 1、65 Suite 2、65 Suite 3、および 65 Suite 4) がその建物の範囲で返されます。ここでユニットの最大数を 2 に指定すると、4 つすべてではなく 2 つのユニットだけが返されます。

近似一致候補であるジオコード結果のみを返すかどうかを指定します。例えば、10 個の候補があり、そのうちの 2 個が近似一致である場合、このオプションを有効にすると、10 個全部ではなく 2 個の近似一致のみが候補として返されます。近似一致と見なす条件を指定するには、[近似検索条件] オプションを使います。住所候補は、これらの優先設定に入力住所がどの程度近いかによってランク付けされます。

候補が近似一致かどうかを判断する方法を指定します。次のいずれかです。

カスタム

このオプションを使うと、候補住所のどの部分が入力住所に一致するときに近似一致と見なすかを指定できます。[近似検索条件] チェック ボックスを使用して目的の住所要素を指定します。これはほとんどの国のデフォルト値です。

完全一致

候補が近似一致と見なされるためには、候補のすべての住所要素が一致する必要があります。

IND の場合、完全一致検索モードでは地方下位区分と場所の名前の情報が返されます

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候補が近似一致と見なされるためには、候補住所のストリート名および都市のみが一致する必要があります。チリ、中国、英国、エストニア、インド、インドネシア、ラトビア、リトアニア、スロバキア、スロベニア、台湾、および南アフリカでは、ストリート名と都市のみが一致する必要があります。

緩和

すべての候補住所が近似一致と見なされます。

空白ではないすべての入力フィールドに一致する候補を近似一致と見なすかどうかを指定します。例えば、入力住所に都市名と郵便番号が含まれる場合、この住所の候補が近似一致と見なされるには都市名と郵便番号が一致する必要があります。

候補が近似一致と見なされるにはストリート名が一致する必要があるかどうかを指定します。

近似一致が見つかると、ジオコーダはストリート名の拡張を試みて、入力住所と読みが似ている名前やスペルが誤っている名前に一致する候補を探します。この処理はパフォーマンスに影響しますが、マッチ率は向上します。ジオコーディング データベースにインデックスが作成されていると、パフォーマンスへの影響は緩和されます。

候補が近似一致と見なされるために地方 (またはそれに相当するもの) が一致する必要があるかどうかを指定します。地方 (Locality) の意味は国によって異なります。

• IND (インド) — 地方 (Locality)

候補が近似一致と見なされるには都市が一致する必要があるかどうかを指定します。都市の一致を必須としない場合、ジオコーダは特定の郵便番号に一致するストリート住所を検索し、名前は一致しないが郵便番号が一致する他の都市を候補として検討します。

候補が近似一致と見なされるために郡 (またはそれに相当するもの) が一致する必要があるかどうかを指定します。郡 (county) の意味は国によって異なります。

• IND (インド) — 地区 (District)

候補が近似一致と見なされるには州 (state) または省 (province) (あるいはそれらに相当するもの) が一致する必要があるかどうかを指定します。

• IND (インド) — 州 (State)

候補が近似一致と見なされるには郵便番号が一致する必要があるかどうかを指定します。郵便番号の完全一致を必要としない場合、ジオコーダはより広いエリアでマッチを検索します。マッチ候補との比較の際に完全に一致する必要がないため、結果としてパフォーマンスは低下しますが、マッチ率は向上します。

候補が近似一致と見なされるには郵便番号が一致する必要があるかどうかを指定します。郵便番号の完全一致を必要としない場合、ジオコーダはより広いエリアでマッチを検索します。マッチ候補との比較の際に完全に一致する必要がないため、結果としてパフォーマンスは低下しますが、マッチ率は向上します。

インドについては、地理的ジオコーディングに郵便番号の「必ず一致」設定を使用できます。これを使用すると、より適切な地理的一致候補を生成できます。他の国については、ストリートまたは郵便のジオコーディングにのみ、郵便番号の「必ず一致」設定を使用できます。

入力でストリート情報と POI 情報が共に与えられたときに POI (ポイント情報) 一致とストリート一致の両方を返すかどうかを指定します。このオプションをオンにすると、ストリート名の一致する候補と共に POI 候補が返されます。地方下位区分候補は、S8 結果コードを返します。このオプションをいいえに設定すると、ストリート情報のみが返されます。

地方下位区分 (ブロックまたはセクター) 一致を返すかどうかを指定します。地方下位区分候補は、SL 結果コードを返し、他の地理的な入力フィールド (都市、地区、または州) の一致も必要とします。これを [ストリート候補を返す] 設定と組み合わせると、SL 候補と S4 候補の両方を取得できます。

ストリート一致を返すかどうかを指定します。ストリート候補は S4 結果コードを返します。これを [地方下位区分候補を返す] 設定と組み合わせると、S4 候補と SL 候補の両方を取得できます。

明示的に地理的な地方 (G4) 一致を都市 (G3) 候補よりも優先して返すかどうかを指定します。

[地方の候補を返す] と [都市の候補を返す] がともに true の場合 (Management Console のデフォルト設定)、地方と都市の両タイプの地理が存在してもどちらか一方のみが候補として返されることがあります。

明示的に地理的な都市 (G3) 一致を地方 (G4) 候補よりも優先して返すかどうかを指定します。

[都市の候補を返す] と [地方の候補を返す] がともに true の場合 (Management Console のデフォルト設定)、都市と地方の両タイプの地理が存在してもどちらか一方のみが候補として返されることがあります。