住所範囲マッチング

一部の事業拠点は、住所範囲によって識別されます。例えば、ショッピング プラザの住所が 10-12 Front St. となる場合があります。一般的に、ビジネス郵便の宛先にはこのような事業拠点が指定されます。このような住所範囲は、補間された範囲の中間点にジオコーディングすることができます。

住所範囲は、一部の大都市圏に見られるハイフン (ダッシュ) で結ばれた住所とは異なります。例えば、Queens County (New York City) にハイフンで結ばれた 243-20 147 Ave という住所があるとします。これは (住所範囲ではなく) 単一の住宅を表しており、単一の住所としてジオコーディングされます。ハイフンで結ばれた住所が完全一致として返される場合、GeocodeUSAddress は住所範囲マッチを取得しようとしません。

住所範囲は実際の配達可能な USPS® 住所ではないため、住所範囲マッチングは Exact モードまたは CASS モードでは利用できません。以下のフィールドは、住所範囲ジオコーディングによって返されません。

  • ZIP + 4® (複数セグメントの場合)
  • 配達ポイント
  • チェック ディジット
  • 配達ルート
  • レコード タイプ
  • 複数ユニット
  • デフォルト フラグ

住所範囲マッチングは、以下のガイドラインに従って機能します。

  • ハイフンで区切られた 2 つの番号が必要です。
  • 最初の番号は 2 つめの番号よりも小さくなくてはいけません。
  • 2 つの番号の奇偶性 (奇数か偶数か) は同じでなければなりません。ただし、住所範囲そのものに奇数番号の住所と偶数番号の住所が混在している場合を除きます。
  • 2 つの番号は、同じストリートセグメント上にあっても、2 つの異なるセグメント上にあってもかまいません。セグメントは連続していなくてもかまいません。
  • 2 つの番号が同じストリートセグメント上にある場合、ジオコーディング後のポイントは、住所範囲のほぼ中間点に補間されます。
  • 2 つの番号が異なるセグメント上にある場合、ジオコーディング後のポイントは、最初のセグメント上の有効な最後の家番号に基づきます。ZIP Code と FIPS コードは、最初のセグメントに基づきます。
  • すべての場合において、ポイントをストリートの正しい側に配置するために奇偶性が評価されます。