ラトビア (LVA)

このセクションでは、ラトビアでサポートされているジオコーディング データセット、操作、入力および出力フィールドの情報を示します。

サポートされているジオコーディング データセット

次の表に、ラトビアでサポートされているジオコーディング データセットと使用可能なジオコーディング レベルを示します。

注: カスタム ユーザ辞書はサポートされていません。
ジオコーディング データセット 都市セントロイド 郊外/村セントロイド 郵便番号セントロイド ストリートセントロイド 補間されたストリート住所 ポイントレベル住所 POI (ポイント情報)
TomTom Latvian はい はい はい はい はい いいえ いいえ

サポートされている操作

ラトビアでは、以下の操作がサポートされています。
  • ジオコーディング — 1 つ以上の住所を入力として受け取り、それに対応する緯度/経度座標などの情報を返します。
  • リバース ジオコーディング — 1 つ以上の緯度/経度座標を入力として受け取り、その場所に対応する住所を返します。

入力フィールド

入力住所には、次の住所要素の一部またはすべてを含めることができます。

フィールド名 タイプ 説明
PlaceName String 入力住所に関連する建物名、場所名、POI (ポイント情報)、会社または企業名を示します。これはオプションです。
MainAddressLine String 単一行入力 — 他の住所フィールドが全く入力されていない場合、MainAddressLine の内容は単一行入力として処理されます。単一行入力は、複数の入力住所フィールドで構成することができます。これらのフィールドは、その国の通常の住所の順序で入力する必要があります。詳細については、以下の「単一行入力」セクションを参照してください。

通りの住所 — 郵便住所の一部 (都市、郵便番号など) が分けて入力されたり、LastLine フィールドに入力されたりする場合、MainAddressLinemainAddress の内容が通りの住所の部分として処理され、会社名、家番号、建物名、通り名を含めることができます。これはオプションです。

交差点の入力—交差点を入力するには、2 個のアンパサンド (&&) で区切られた 2 つのストリート名を指定します。

lastLine String 住所の最終行。これはオプションです。例:

Aglonas iela 21
Valmiera, LV-4201

areaName1 String 州を指定します。これはオプションです。
areaName2 String 県を指定します。これはオプションです。
areaName3 String 都市または町を指定します。これはオプションです。
areaName4 String 地方を指定します。これはオプションです。
postalCode String 郵便番号を指定します。ラトビアの郵便番号は 4 桁で構成され、通常はその前に LV- が付加されます。最初の 2 桁は配達エリアを、残りの 2 桁は郵便局を示します。これはオプションです。
country String 3 文字の ISO 3166-1 Alpha-3 国コード。ラトビアの国コードは LVA です。フォワード ジオコーディングに必須です。

ラトビアの住所のガイドライン

最適なマッチングとジオコーディング結果が得られるように、次の推奨事項に従って、入力住所データをできる限り最良のフォーマットにしてください。ラトビアの郵便制度の詳細については、Latvias Pasts の Web サイト (www.pasts.lv) を参照してください。

  • 必須のフィールド — 住所には必ず都市名または郵便番号を含める必要があります。
  • 住所に含まれる略語 — ジオコーダは、住所に含まれる一般的な語、方角、家番号を指す記号、および略語を認識し、このような住所のジオコーディングを正しく実行できます。
  • 数字、数字に相当する文字、および序数 — 番号が付けられたストリートは、名前に読み替えたストリート名に変換されます。入力住所に含まれる序数も認識されます。
  • 大ストリートタイプ — 入出力における大ストリートタイプとその一般的な略語は認識され、完全に対応済みです。認識される大ストリートタイプの一部を次の表に示します。ほかにも多くの大ストリートタイプが認識されます。

    前置大ストリートタイプ

    AUGUSTA=AUGUSTA
    KÂRÏA=KÂRÏA、K
    KRIÐJÂÒA=KRIÐJÂÒA、KR

    後置大ストリートタイプ

    これは部分的なリストです。ほかの大ストリートタイプも認識されます。

    ALEJA=ALEJA
    BULVARIS=BULVARIS、BULVÂRIS、BOULEVARD、BLVD
    CEÏÐ=CEÏÐ
    DAMBIS=DAMBIS
    GATVE=GATVE
    IELA=IELA、STREET、STR
    KRASTMALA=KRASTMALA
    LAUKUMS=LAUKUMS
    LINIJA=LINIJA
    MAGISTRALE=MAGISTRALE
    PIEKRASTE=PIEKRASTE
    PROSPEKTS=PROSPEKTS
    SETA=SETA
    ÐOSEJA=ÐOSEJA
    ÐÍÇRSIELA=ÐÍÇRSIELA
    ÐÍÇRSLINIJA=ÐÍÇRSLINIJA
    LAUKUMS=LAUKUMS

単一行入力

住所の各要素を別々のフィールドに入力する代わりに、住所要素を次の順序で並べた住所全体を mainAddress 入力フィールドに入力できます。

[street_info][address_number][area][postal_code]

説明:
  • [street_info] は、ストリート名、ストリート タイプ、何らかの前置または後置方位記号 (例: East、West など) の情報で構成されます。これはオプションです。
  • [address_number] は省略可能です。
  • [area] は、都市のみ、または都市に補足情報 (州、省、地方など) を加えたものです。
  • [postal_code] は郵便番号です。
  • [area] または [postal_code] が必須です。
最適な結果を得るためには、ストリート情報と最後の住所行情報との間にカンマを入れます。

カスタム オプション

ラトビア固有のオプションはありません。

パース済み住所 出力フィールド

以下の表に、ラトビアに所在する候補に対して返されるパース済み住所フィールドの一覧を示します。

Management Console を使用して [パース済み住所] フィールドを返すには、次のいずれかのオプションを選択します。
  • [パース済み住所] フィールドを返す場合: [Country Filters (国フィルタ)] ドロップダウン メニューで [グローバル デフォルト] を選択します。次に、[Return Values (戻り値)] タブで、[パース済み住所] を選択します。
  • すべての出力フィールドを返す場合: [Country Filters (国フィルタ)] ドロップダウン メニューで [グローバル デフォルト] を選択します。次に、[Return Values (戻り値)] タブで、[すべての使用可能な情報を返す] を選択します。
注: placeName、addressNumber、unitType および unitValue フィールド値は、ストリート住所の補間をサポートしているジオコーディング データセットがインストールされている場合にのみ返されます。
フィールド名 説明
mainAddressLine ストリート住所。会社名、家番号、建物名、ストリート名を含めることができます。
addressLastLine 住所の最終行。
placeName 住所に関連する建物名、場所名、POI (ポイント情報)、会社または企業名。
areaName1 州。
areaName2 地区。
areaName3 都市または町。
areaName4 地方。
postCode1 4 桁の郵便番号 (その前に LVA-が付く場合があります)。
postCode2 未使用。
country 3 文字の ISO 3166-1 Alpha-3 国コード。ラトビアの国コードは LVA です。
addressNumber 住所番号。
streetName ストリートまたは道路の名前。
unitType ユニット タイプ (APT、STE など)。
unitValue ユニットの値/番号。"3B" など。
customFields ラトビアにカスタム出力フィールドはありません。