スペイン (ESP)

このセクションでは、スペインでサポートされているジオコーディング データセット、操作、入力および出力フィールドの情報を示します。

サポートされているジオコーディング データセット

次の表に、スペインでサポートされているジオコーディング データセットと使用可能なジオコーディング レベルを示します。

注: カスタム ユーザ辞書がサポートされています。
ジオコーディング データセット 都市セントロイド 郊外/村セントロイド 郵便番号セントロイド ストリートセントロイド 補間されたストリート住所 ポイントレベル住所 POI (ポイント情報)
TomTom Streets English、Spanish、Basque、Catalan はい はい はい はい はい いいえ いいえ
TomTom ポイント はい はい はい はい はい はい いいえ
NAVTEQ ポイント はい はい はい はい はい はい いいえ

サポートされている操作

スペインでは、以下の操作がサポートされています。
  • ジオコーディング — 1 つ以上の住所を入力として受け取り、それに対応する緯度/経度座標などの情報を返します。
  • リバース ジオコーディング — 1 つ以上の緯度/経度座標を入力として受け取り、その場所に対応する住所を返します。

入力フィールド

入力住所には、次の住所要素の一部またはすべてを含めることができます。

フィールド名 タイプ 説明
PlaceName String 入力住所に関連する建物名、場所名、POI (ポイント情報)、会社または企業名を示します。これはオプションです。
MainAddressLine String 単一行入力 — 他の住所フィールドが全く入力されていない場合、MainAddressLine の内容は単一行入力として処理されます。単一行入力は、複数の入力住所フィールドで構成することができます。これらのフィールドは、その国の通常の住所の順序で入力する必要があります。詳細については、以下の「単一行入力」セクションを参照してください。

通りの住所 — 郵便住所の一部 (都市、郵便番号など) が分けて入力されたり、LastLine フィールドに入力されたりする場合、MainAddressLinemainAddress の内容が通りの住所の部分として処理され、会社名、家番号、建物名、通り名を含めることができます。これはオプションです。

交差点の入力—交差点を入力するには、2 個のアンパサンド (&&) で区切られた 2 つのストリート名を指定します。

lastLine String 住所の最終行。これはオプションです。例:

Calle de Mesena, 77
28033 Madrid

areaName1 String 地方 (region) を指定します。これはオプションです。
areaName2 String 州を指定します。これはオプションです。
areaName3 String 都市または町を指定します。正式な都市名またはエイリアスを入力できます。エイリアスは、ローカルの別名または言語的な代替名 (Basque または Catalan) のどちらかです。返される都市名は、入力で指定された名前と一致します。これはオプションです。
areaName4 String 地方を指定します。これはオプションです。
postalCode String 5 桁の郵便番号を指定します。これはオプションです。
country String 3 文字の ISO 3166-1 Alpha-3 国コード。スペインの国コードは ESP です。フォワード ジオコーディングに必須です。

スペインの住所のガイドライン

最適なマッチングとジオコーディング結果が得られるように、次の推奨事項に従って、入力住所データをできる限り最良のフォーマットにしてください。スペインの郵便制度の詳細については、スペインの郵便サービスの Web サイト (www.correos.es) を参照してください。

  • 必須のフィールド — 住所には必ず都市名または郵便番号を含める必要があります。
  • サポートされている言語 — ストリートにスペイン語名とバスク語またはカタロニア語の代替名がある場合、返される候補に含まれるストリート名は入力に一致します。つまり、バスク語またはカタロニア語のストリート名が入力で使用されている場合、バスク語またはカタロニア語の代替ストリート名が近似一致候補として返されます。スペイン語のストリート名が入力された場合は、スペイン語のストリート名が返されます。
  • 住所に含まれる略語 — ジオコーダは、スペインの住所で使用される一般的な略語に対応しています。建物タイプ、フロアを指す記号、肩書き、冠詞なども含まれます。スペインのストリートタイプを表す公式な略語に加え、ジオコーディングの効率を高めるため、非公式のストリートタイプも数多くサポートされています。略語で示されるストリートの方角も入力で適切に処理され、返される候補には完全な方角が明示されます。例えば、Arroya Guadalpia N という入力に対して、Arroya Guadalpia Norte というストリートが返されます。

単一行入力

住所の各要素を別々のフィールドに入力する代わりに、住所要素を次の順序で並べた住所全体を mainAddress 入力フィールドに入力できます。

[street_info][address_number][postal_code][area]

説明:
  • [street_info] は、ストリート名、ストリート タイプ、何らかの前置または後置方位記号 (例: East、West など) の情報で構成されます。これはオプションです。
  • [address_number] は省略可能です。
  • [postal_code] は郵便番号です。
  • [area] は、都市のみ、または都市に補足情報 (州、省、地方など) を加えたものです。
  • [area] または [postal_code] が必須です。

最適な結果を得るためには、ストリート情報と最後の住所行情報との間にカンマを入れます。

カスタム オプション

スペイン固有のオプションはありません。

パース済み住所 出力フィールド

以下の表に、スペインに所在する候補に対して返されるパース済み住所フィールドの一覧を示します。

Management Console を使用して [パース済み住所] フィールドを返すには、次のいずれかのオプションを選択します。
  • [パース済み住所] フィールドを返す場合: [Country Filters (国フィルタ)] ドロップダウン メニューで [グローバル デフォルト] を選択します。次に、[Return Values (戻り値)] タブで、[パース済み住所] を選択します。
  • すべての出力フィールドを返す場合: [Country Filters (国フィルタ)] ドロップダウン メニューで [グローバル デフォルト] を選択します。次に、[Return Values (戻り値)] タブで、[すべての使用可能な情報を返す] を選択します。
注: placeName、addressNumber、unitType および unitValue フィールド値は、ストリート住所の補間をサポートしているジオコーディング データセットがインストールされている場合にのみ返されます。
フィールド名 説明
mainAddressLine ストリート住所。会社名、家番号、建物名、ストリート名を含めることができます。
addressLastLine 住所の最終行。
placeName 住所に関連する建物名、場所名、POI (ポイント情報)、会社または企業名。
areaName1 地域 (region)。
areaName2 州。
areaName3 都市または町。
areaName4 地方。
postCode1 5 桁の郵便番号。
postCode2 未使用。
country 3 文字の ISO 3166-1 Alpha-3 国コード。スペインの国コードは ESP です。
addressNumber 住所番号。
streetName ストリートまたは道路の名前。
unitType ユニット タイプ (APT、STE など)。
unitValue ユニットの値/番号。"3B" など。
customFields スペインにカスタム出力フィールドはありません。