新しいサーバーのインストール

必要条件

  • Spectrum™ Technology Platformをインストールする前に、リリース ノートに目を通してください。リリース ノートには、互換性に関する重要な情報やリリースに固有のインストール上の注意事項が記載されています。
  • お使いのオペレーティング システムに対して提供されているすべての最新アップデートを適用してください。特に Java 関連の問題を修正するものは必須です。

新しいサーバーをインストールするには

  1. Spectrum™ Technology Platformを Red Hat Enterprise Linux 6 または 7、Oracle Linux 6 または 7、あるいは CentOS 6 または 7 にインストールする場合は、32 ビット版の glibc ランタイムをSpectrum™ Technology Platform よりも先にインストールする必要があります。32 ビット版の glibc ランタイムをインストールする方法は 2 つあります。
    • ローカルの yum リポジトリを使用して、以下のコマンドを実行します。

      yum install -y libstdc++.i686 libstdc++-devel.i686 libstdc++-devel.x86_64 zlib.i686 zlib.x86_64

    • メディアベースの rpm インストールを実行します。以下をインストールします。
      • libstdc++.i686
      • libstdc++-devel.i686
      • libstdc++-devel.x86_64
      • zlib.i686
      • zlib.x86_64
  2. ウェルカム メールまたはリリース通知メールに記載されているダウンロードの説明に従って、Spectrum™ Technology Platformをダウンロードします。
  3. ダウンロードしたファイルを、Spectrum™ Technology Platformをインストールするサーバーの一時ディレクトリに展開します。
  4. install.shの場所にディレクトリを変更します。
  5. 以下のコマンドを入力することにより、ファイルに対する実行権限を取得します。

    chmod a+x install.sh

  6. install.shを実行します。
  7. インストーラの指示に従って、インストール プロセスを進めます。次のことに注意してください。
    • 構成データベースが別のサーバーにインストールされている環境を設定する場合は、[サーバーのみ] を選択します。その他の場合は、[標準インストール] を選択します。
    • 入力を求めるメッセージが表示されたら、インストールするモジュールを選択します。
      • Spectrum™ Technology Platformが選択されていることを確認します。
      • SAP モジュールをインストールしている場合は、Address Now モジュールAdvanced Matching モジュールをインストーする必要があります。Enterprise Tax モジュールはインストールしてもしなくてもかまいません。Universal Addressing モジュールは、SAP モジュール サービスである SAPValidateAddressWithCandidates を使用する場合のみ必要です。
      • Siebel モジュールをインストールしている場合は、Advanced Matching モジュールData Normalization モジュール、および Universal Name モジュールをインストールする必要があります。ライセンスを取得した機能に応じて、Address Now モジュールEnterprise Geocoding モジュール、および Universal Addressing モジュールのうちの 1 つ以上をインストールしなければならない場合があります。
    • 入力を求められたら、使用する HTTP ポートを入力し、Enter キーを押します。デフォルト値は 8080 です。Spectrum™ Technology Platformが使用するポートの全一覧については、ネットワーク ポートを参照してください。
  8. サーバーを開始します。
    注: クラスタをインストールする場合は、サーバーを起動する必要はありません。
    1. 作業ディレクトリを、binのインストール場所の Spectrum™ Technology Platform ディレクトリに変更します。

      例:

      cd /usr/g1/tst/server/bin

    2. セットアップ ファイルのソースを指定します。

      例:

      . ./setup
    3. Spectrum™ Technology Platformサーバーを開始します。
      • Spectrum™ Technology Platformをバックグラウンドで起動するには、次のコマンドを入力します。

        ./server.start

      • Spectrum™ Technology Platformをフォアグラウンドで起動するには、次のコマンドを入力します。

        ./server.start console

  9. Spectrum™ Technology Platformが起動していることを確認するには、ログ ファイル <Spectrum Installation Location>/server/app/repository/logs/wrapper.log を開き、次のメッセージを探します。
    INFO  [Server] Pitney Bowes Spectrum(TM) Technology Platform (Version version build) Started
    重要: サーバーが初めて完全に起動し終わるまでは、停止しようとしないでください。初期起動を実行する前にサーバーを停止すると、そのインストールが使用できなくなることがあります。
  10. プラットフォームとインストール済みのモジュールに対するすべてのアップデートを適用します。アップデートの一覧については、Pitney Bowes サポート Web サイトの「アップデートの概要」を参照してください。