分離された構成データベースから標準インストールへの変換

サーバー用と構成データベース用の個別のクラスタで構成されるクラスタが存在するインストールを、サーバーと構成データベースが同一サーバー上にインストールされた標準インストールに変換することができます。

  1. 固有のデータがあるモジュールがインストールされている場合は、それらのデータをバックアップします。
    モジュール バックアップ項目
    Advanced Matching モジュール、Data Normalization モジュールおよび Universal Name モジュール SpectrumLocation/server/modules の下にある以下のサブフォルダの内容をバックアップします。
    • cdqdb
    • lucene
    • matcher
    • parser
    • searchindex
    • tables
    Data Hub モジュール Relationship Analysis Client を起動し、[管理] をクリックします。バックアップするモデルを選択し、[バックアップ] をクリックします。
    モデルのほかに、以下の 2 つのプロパティ ファイルもバックアップします。
    • server\modules\hub\hub.properties
    • server\modules\db\neo4j.properties
    Location Intelligence モジュール 名前付きリソース、データおよび構成ファイルをバックアップします。
  2. サーバー クラスタ内のすべてのノードを停止してから、構成データベース クラスタ内のすべてのノードを停止します。
  3. 構成データベースと、変換後のサーバーのSpectrum™ Technology Platformのバージョンは同一でなければなりません。構成データベースのバージョンが古い場合は、標準サーバーに対して使用するSpectrum™ Technology Platformと同じバージョンに構成データベースをアップグレードします。構成データベース内の、シャットダウンする最後のノード上で、installdb.exe を実行します。インストーラによって構成データベースがアップグレードされます。
    警告: アップグレードするノードは、最後に停止したノードでなければなりません。ジョブ履歴などのデータや構成設定が失われないようにするためです。最後にシャットダウンしたノードがわからない場合は、各ノードの wrapper.log でシャットダウン メッセージのタイム スタンプを確認します。wrapper.log は、Spectrum Location\server\app\repository\logs\wrapper.logにあります。
  4. アップグレード処理が完了したら、サーバーが起動するのを待ってから、サーバーを停止します。

    ログ ファイル SpectrumInstallationLocation\Database\repository\logs\wrapper.logを開いて「開始」というメッセージを探すと、サーバーがいつ起動したかがわかります。

    重要: サーバーが初めて完全に起動し終わるまでは、停止しようとしないでください。初期起動を実行する前にサーバーを停止すると、そのインストールが使用できなくなることがあります。
  5. 新しいサーバーをインストールします。 手順については、「新しいサーバーのインストール」を参照してください。
    注: 選択を求められたら、必ず [サーバーのみ] ではなく [標準インストール] を選択します。
  6. サーバーを停止します。
  7. SpectrumLocation\Database\repository\data\databasesフォルダを、最後に停止した構成データベース サーバーから新しいサーバーにコピーし、既存のフォルダと置き換えます。
  8. サーバーを開始します。