Location Intelligence モジュールによるサポート

データベース

Location Intelligence モジュールは、空間サービス、データ、およびリソースで使用するために以下の空間データベースをサポートしています。

  • Oracle 11gR2、Oracle 12C
  • SQL Server 2008 R2、SQL Server 2012、SQL Server 2014
  • SAP HANA 9.3
  • PostgreSQL 8+ (PostGis 2.x)
  • GeoPackage (Windows および CentOS)

データ形式

Location Intelligence モジュールでは、以下のデータ形式を空間サービスに使用できます。

  • 汎用 JDBC (XY 含)
  • TAB (ネイティブ、ネイティブ拡張、ラスタ、グリッド、シームレス、DBF)
  • ESRI シェイプファイル

ラスタ形式

Location Intelligence モジュールでは、次のラスタ形式とグリッド形式 (64 ビットのみ) がサポートされています。

ラスタ形式

形式 ファイル拡張子
ADRG .gen
ASRP .gen
BMP .bmp、.wbmp
CADRG .gen
CIB 各種
ECW (SDK v5) .ecw
GeoTiff .geotif
GIF .gif
JPEG .jpg/.jpeg
MrSID (SDK v9)
注: MG4 (MrSID 第 4 世代) をサポートします。CentOS 7.1 上では、MrSID ラスタの読み取りに libpng12.so が必要です。
.sid
NITF .ntf
PNG .png
TIFF
注: Feature サービスと Mapping サービスで使用される TIFF ファイルは 2GB を超えてはいけません。
.tif
注: Solaris および AIX マシンは、32 ビットと 64 ビットのどちらの JVM がインストールされている場合でも、ECW および MrSID ラスタ形式をサポートしません。

グリッド形式

形式 ファイル拡張子
Defense Digital Terrain Elevation Data (DTED) .dt0、.dt1、.dt2、.dt3
MapInfo グリッド .mig
MRR (Multi-Resolution Raster)
注: このサポートは、Windows 64 ビット版と以下の Linux 環境で提供されています。
  • Oracle Linux 6.5 および 7.1
  • CentOS 6.4 および 7.1
  • Ubuntu 12.04、14.04、および 16.04
.mrr
Vertical Mapper の分類グリッド .grc
Vertical Mapper の連続グリッド .grd

ラスタおよびグリッドをマップ レイヤとして使用するには、境界、座標系、登録点などのイメージに関する地理参照情報を含む関連 .TAB ファイルが必要です。

ユーティリティ

Location Intelligence モジュール ユーティリティ (Tile Generator、WMTS Tile Generator、Geometry Validator) には、Java 8 以降が必要です。これらのユーティリティをSpectrum™ Technology Platformサーバーがインストールされているコンピュータにインストールする場合は、サーバーに含まれている Java 8 がインストールされます。ユーティリティを別のコンピュータにインストールする場合は、そのコンピュータに Java 8 以降がインストールされていることを確認してください。

サンプル

.NET サンプルには、最低限 Visual Studio 2013 と Microsoft .NET Framework 4.5 が必要です。

MapInfo Professional の互換性

Location Intelligence モジュールは、16.x までのバージョンの MapInfo Professional と互換性があります。2 つの製品の相互運用性の詳細については、『Spectrum Spatial Getting Started ガイド 』の「ツール > MapInfo Pro」を参照してください。

WebDAV

HTTPS を介してサーバーと通信し、ドライブをリポジトリにマッピングする場合、WebDAV クライアントでは TLS v1.2 プロトコルの使用が必要です。クライアント コンピュータが Windows 7 SP1、Windows Server 2008 R2 SP1、および Windows Server 2012 上で稼働している場合、このプロトコルを利用するために、セキュリティ パッチとレジストリの更新を適用する必要があります。手順については、『Spectrum Spatial ガイド』の「管理」セクションの「セキュリティの管理」の章を参照してください。