直交レイアウト
直交レイアウトは、無向モデル向けの汎用レイアウト プロバイダです。重複のないコンパクトな図形を生成します。交差も曲がりもほとんどありません。
直交レイアウトは、データベース スキーマ、システム管理、ソフトウェア エンジニアリングなどを使用するモデルに向いています。
- レイアウトスタイル — 次のいずれかのスタイルを選択します。
標準 (デフォルト) — このレイアウトではノードのサイズは変更されません。図面内に曲がり (ベンド) が生じることはほとんどありません。
ボックス — 隣接オブジェクトの数と位置に応じてノードをサイズ変更することで、全体的なベンド (曲がり) の出現を抑えます。
固定ボックス — "ボックス" スタイルと似ていますが、エンティティの元のサイズを維持します。
固定混在 — "混在" スタイルと似ていますが、エンティティ元のサイズを維持します。
混在 — "ボックス" スタイルと似ていますが、すべてのエンティティを同じ大きさにサイズ変更します。追加的なベンド (曲がり) を導入し、隣接のエンティティと直交しない関連性の最後の関連性セグメントを隣接エンティティへルーティングします。
標準ツリー — "標準" スタイルと似ていますが、大きなサブツリーが特別なツリー レイアウト アルゴリズムで処理されます。これは直交レイアウトよりもツリー状の構造に向いています。
均等 — すべてのエンティティを同じサイズにしてからモデルを処理します。
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関連性の交差の削減 — 全般的な関連性交差の発生を抑えます。交差削減のコストは、レイアウトの実行時間の増加という形で現れます。
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全長の短縮 — 全般的な関連性の長さを短くします。この削減のコストは、レイアウト アルゴリズムの実行時間増という形で現れます。
- エンティティラベルを考慮 — エンティティ ラベルがモデル内のエンティティと重複しないことを保証します。
- レイアウトスタイル — 上の説明を参照。
- グリッド間隔 — レイアウト アルゴリズムで使われる仮想グリッド スペーシングを定義します。各エンティティは、その中央がグリッド ポイントに来るように配置されます。エッジは、関連性の端末のエンティティがポートの配置を許す限り、そのセグメントがグリッド ラインに沿うような形でルーティングされます。なお、このオプションでは、"標準" レイアウト スタイルを選択した場合にのみコントロール性が保証されます。
- 関連性の交差の削減 — 上の説明を参照。
- 全長の短縮 — 上の説明を参照。
- 曲線の最小化 — 連鎖エンティティの螺旋配置を回避します。
- ランダム化の使用 — 全体的な品質向上を高い確率で実現します。このレイアウトの最適化のコストは、実行時間増と、その後のレイアウト実行における非決定論的な結末という形で現れます。
- 正面最大化の使用 —
- 既存のレイアウトをスケッチとして使用 — 初期のモデル レイアウトを直交レイアウト生成のための略図と解釈します。このアルゴリズムでは、元の図面にあまり変更を加えずに、与えられた略図 (スケッチ) の "直交化" が試みられます。
- エンティティラベルを考慮 — 上の説明を参照。
- エッジラベル — 次のいずれかのスタイルを選択します。なし(デフォルト) — 選択された関連性にラベルを表示しません。汎用 — 与えられたモデル内のラベルについてラベル位置を調べ、理想的にはそれらが、互いに重なり合ったり他のモデル要素と重なったりしないようにします。これはエンティティや関連性を変更しないで行われます。Integrated (デフォルト) — レイアウト スタイル "Normal" と共に使います。エンティティの配置と置き換えの両方のパス生成時に検討されます。この戦略では、関連性ラベルがダイアグラム内の他のオブジェクトと重ならないことが保証されます。
- エッジラベルモード ("Labeling" の設定が "なし" の場合は無効) — 次のいずれかのスタイルを選択します。
現状のまま (デフォルト) — ラベルを現在のまま、変更されないようにします。
中央 — ラベルを関連性の中央に配置します。
側面 (デフォルト) — ラベルを関連性のどちらかの側に配置します。
自由 — ラベルの位置を未指定にできるようにします。