Location Intelligence モジュールの設定ファイルのバックアップ

Spectrum™ Technology Platformからのアップグレード処理によって自動的に、Location Intelligence モジュールの (リポジトリに格納された) 設定ファイルとプロパティ ファイルはバックアップされ、カスタマイズした設定はマージされますが、それでもアップグレードを開始する前にこれらのファイルをバックアップすることが重要です。

次のケースに該当する場合は、以下の手順を行ってください。

  • Spectrum™ Technology Platformサーバを 8080 以外のポートで実行している。
  • 次のいずれかの Location Intelligence モジュールの設定ファイルを変更したことがある。
    • Mapping
    • フィーチャー
    • Map Tiling
    • WFS
    • WMS
    • WMTS
注: 名前付きリソースとユーザ管理の設定ファイルは、このリリースでは使用されなくなったため、バックアップする必要はありません。

アップグレードを実行する前に、java.propertiesファイルと java.vmargs ファイルを%install_home%\Spectrum\server\modules\spatial からバックアップして、既存のカスタマイズを保持してください。

ユーザが変更した設定ファイルとプロパティ ファイルをバックアップするには、次の操作を行います。

  1. 管理ユーティリティで次のように limrepo export コマンドを使用して、設定ファイルをエクスポートします。limrepo export--sSourceRepositoryPath--o OutputFilePath--a --c--f.
    例: limrepo export --s /Configuration --o C:\myrepository\configuration --a --c --f
    注: 管理ユーティリティの使用方法については、『Spectrum Spatial ガイド』の「管理」セクションを参照してください。設定ファイルのエクスポートトインポートには、WebDAV ではなく管理ユーティリティを使うことを強く推奨します。これは、設定ファイルを Location Intelligence モジュールの新しいバージョンに確実に準拠させるためです。
  2. \modules\spatial\java.properties and java.vmargsのバックアップ コピーを作成してデフォルト以外の設定を保存します。
  3. Spectrum™ Technology Platformのアップグレードを実行します。

アップグレードが成功したら、アップグレード後のSpectrum™ Technology Platformの新しい設定ファイルのセットをバックアップします。アップグレードが成功しなかった場合、LIM アップグレード時のバックアップ エラーに関する手順に記載されている手順に従います。

注: 設定ファイル (java.properties, またはjava.vmargs) のバックアップを忘れた場合は、アップグレード プロセスで作成されたバックアップ zip ファイルをチェックしてください (バックアップに失敗していないことが前提となります)。この zip ファイル (upgrade_backup_yyyyMMddHHmmss.zip) は、%install_home%\Spectrum\server\modules に配置されています。