Transformer
Transformer ステージは、フィールドの値と書式を変更します。入力フィールドと出力フィールドの名前が同じであれば、フィールドに対して複数のトランスフォームを実行できます。
一般トランスフォーム
- フィールド作成
- 既存のフィールドの値または定数値を使用して、フィールドの値を置換するか、新しいフィールドを作成します。例えば、City という名前のフィールドがあり、City フィールドの値に "City of” という語句を追加する必要があるとします。その場合に、次のようなテンプレートを作成します。
City of ${City}
[To field (対象フィールド)] フィールドで、City フィールドを選択します。これにより、City フィールドの既存の値が、テンプレートを使用して構成された値と置換されます。例えば、City フィールドの値が Chicago の場合、新しい値は City of Chicago になります。
有効なテンプレートを作るには、いくつかの文字の前にバックスラッシュ ("\") を付ける必要があります。例えば、一重引用符の前には、
\'
のようにバックスラッシュを付ける必要があります。バックスラッシュでエスケープする必要がある記号のリストについては、groovy-lang.org/syntax.html を参照してください。 - コピー
- フィールドの値を別のフィールドにコピーします。
- カスタム
- Groovy 言語を使用して独自のトランスフォームを定義できます。詳細については、Custom Transform の作成を参照してください。
Location Intelligence モジュールのユーザの場合、Custom Transform は空間データセットにアクセスできます。Spectrum™ Technology Platform『Spectrum Spatial ガイド』(support.pb.com) の「 ステージ」セクションを参照してください。
- Rename
- フィールドの名前を変更します。データフローの既存のフィールド名の一覧から選択することも、別の名前を入力することもできます。
- Status
- [ステータス] フィールドの値を [成功] または [失敗] に変更します。[失敗] に設定されている場合は、オプションの [説明] と [コード] も設定できます。
トランスフォームの書式設定
- 大文字小文字
- 文字を大文字または小文字に変更します。
- マスク
- フィールドに対して文字を適用、またはフィールドから文字を削除します。詳細については、Mask Transform の使用を参照してください。
- パディング
- フィールドの左側または右側に文字を追加します。
文字列関係のトランスフォーム
- 前後の空白削除
- フィールドの先頭と末尾にある空白を削除します。また、一連の空白 (複数の連続する空白等) を単一の空白文字に置き換えます。
- 部分文字列の削除
- 文字列をフィールドからすべて削除します。例えば、"CA" を StateProvince フィールドから削除します。
- 部分文字列
- 一連の連続する文字をフィールド間でコピーします。
- トリム
- フィールドの左側、右側、または両側から、指定された文字を削除します。このトランスフォームでは大文字と小文字が区別されます。
- 切り捨て
- フィールドの左側、右側、または両側から、指定された文字数だけ文字を削除します。