Spectrum Visual Insights™リポジトリのセットアップ
注: Spectrum™ Technology Platformサーバーが実行中の場合はサーバーを停止します。サーバーを停止するには、Windows システム トレイの Spectrum™ Technology Platformアイコンを右クリックして、[サーバーの停止] を選択します。
- <Spectrum installation directory>/server/modules/svi/repositoryinstallerに移動します。
-
install.properties を開き、必要なデータベースに対して設定します。例えば、SQLServer、DB2、Oracle です。
プロパティ キー 値 DatabaseType Spectrum Visual Insights™構成データベースのデータベース タイプ。詳細については、表 表 1を参照してください。 DatabaseHostname Spectrum Visual Insights™ 構成データベースのサーバー ホスト名。 DatabasePort Spectrum Visual Insights™ 構成データベースのサーバー ポート。 DatabaseName Spectrum Visual Insights™ 構成データベースのデータベース名。 DatabaseUser Spectrum Visual Insights™ 構成データベースのデータベース ユーザの名前。 このユーザが、作成されたデータベースの所有者となり、そのユーザ名とパスワードの組み合わせが Spectrum Visual Insights™ Web インターフェイスにおいて構成データベースへのアクセスに使用されます。
DatabasePassword Spectrum Visual Insights™ 構成データベースのデータベース ユーザのパスワード CreateYellowfinDB Spectrum Visual Insights™構成データベースに対して、新しいデータベースを作成するかどうかを示すフラグ。 注: リポジトリが既に存在する場合は、新しいデータベース名を指定する必要があります。このスクリプトはインストールのみを対象としているためです。アップグレードを対象としたものではありません。同じ名前のデータベースが存在する場合は、次のいずれかの処理を行います。
- インストーラ スクリプトによって、既に作成されているデータベースを削除します。
- install.properties の中で一意の名前の新しいデータベースを指定します。
CreateYellowfinDBUser 新しいデータベース ユーザを作成するかどうかを指定します。 注: 既存ユーザを使用する場合は、CreateYellowfinDBUser
に false を設定する必要があります。DatabaseDBAUser データベース管理者ユーザの名前 DatabaseDBAPassword データベース管理者ユーザのパスワード LicenceFilePath Spectrum Spectrum Visual Insights™ライセンス ファイルの場所。 注: パス名にバックスラッシュを使用する場合は、二重バックスラッシュ (バックスラッシュを 2 つ並べる) とします。例:LicenceFilePath=E:\\Spectrum\\LicenseFile.lic
パス名にスラッシュを使用する場合は、スラッシュを 1 つだけ入力します。例:
LicenceFilePath=E:/Spectrum/LicenseFile.lic
注: リポジトリをセットアップするには、ライセンスを取得する必要があります。- 有効なライセンスの場合: リポジトリのセットアップ時に、
install.properties
でライセンス ファイルを指定することによってライセンスをアップロードすることを推奨します。 - 期限切れライセンスまたはリポジトリのセットタップ後に取得したライセンスの場合: ホスト コンピュータ上でSpectrum Visual Insights™ Web ページを開くことによって、ライセンスをアップロードすることができます。ログインすると、ライセンス ファイルを指定するように求められます。[参照] ボタンを使用して、お使いのファイル システムからライセンス ファイルを選択します。選択したら、[次へ] ボタンをクリックして続行します。注: ブラウザの起動は、ホスト コンピュータ上でのみ必要です。ライセンスのアップロードは、Spectrum Visual Insights™が実行しているのと同じコンピュータでしか実行できません。
InstallTutorialDatabase 構成データベースとともにサンプル レポートやチュートリアル データベースをインストールする場合は True を設定します。このプロパティ キーのデフォルト値は False です。 表 1. サポート対象の各データベースに対応する値 データベース 対応値 PostgreSQL DB PostgreSQL Microsoft SQL Server sqlserver Oracle oracle MySQL MySQL IBM DB2 db2 注:- PostgreSQL DB の場合は、大文字を含むデータベース名は使用できません。これは、Postgres の制約です。
- Microsoft SQL Server の場合は、パスワード ポリシーが有効ならば、install.properties 内のパスワードがそのポリシーに従っている必要があります。
- Oracle と IBM DB2 の場合は、データベース名とデータベース ユーザをデータベース レベルで作成する必要があります。リポジトリの作成時に、これらの作成済みのデータベース名とデータベース ユーザの値が使用されるように、プロパティ
CreateYellowfinDB
とCreateYellowfinDBUser
に false を設定するのを忘れないでください。
- 次の場所で、コマンド プロンプトを開きます: <Spectrum Installation Directory>/modules/svi/repositoryinstaller。
-
repository.setup.bat バッチ ファイルを実行し、install.properties 内のデータベース設定に基づいてリポジトリをセットアップします。
リポジトリのセットアップが正常に完了すると、以下のリポジトリ設定スクリプトが表示されます。
Configuring Spectrum Visual Insights repository Starting post-installation configuration updates.. Connecting to Configuration database : <jdbcurl> as user :<user> Completed post-installation configuration updates.. Deploying Spectrum Visual Insights war file Completed cleanup,exiting...
リポジトリのセットアップに失敗した場合は、以下のエラー メッセージがバッチ スクリプト エラー レベルとともに表示されます。
Terminated installer due to error # %errorlevel%. Refer log file in logs folder for additional information
注: ログ ファイル setupscript.log には、スクリプト実行が到達または失敗した状態に関する情報が出力されます。これに含まれるのは、インストーラではなくスクリプトのログです。 - svi.war ファイルは次の場所に作成されます:<Spectrum installation directory>/server/app/deploy。
- Spectrum™ Technology Platformサーバーを開始します。
-
サーバーが起動すると、Spectrum Visual Insights™モジュールに <server>:<port>/svi という URL でアクセスできます。
注: SVI モジュールに対して生成される詳細なログは、次の場所で参照できます: <Spectrum Installation Directory>\server\modules\svi\logs。