グローバル住所パーサー をサービスとして利用する

グローバル住所パーサー を利用するためには、以下の手順を実行して住所文字列をそれぞれの構成要素に分解する必要があります。
  • パーシング オプションを設定する
  • パースする入力住所を送り込む
Global Address Parser 画面の [デフォルト オプション] タブでパーシング オプションを設定します。パースする住所の国、必要な精度、住所要素をどのレベルまで分解するかなどを指定します。

[プレビュー] タブを使うと、パースする住所を入力してパース結果を表示することもできます。

Global Address Parser 画面を表示して住所をパースする手順は次のとおりです。

  1. Web ブラウザで、次の場所に移動します。
    http://server:port/managementconsole

    ここで server は、Spectrum™ Technology Platform サーバーの名前または IP アドレスで、port は HTTP ポートです。デフォルトの HTTP ポートは 8080 です。

  2. 自分の資格情報でログインします。
  3. [サービス] タブで [Global Addressing] を選択します。
  4. ウィンドウ左側のサービス一覧から、[Global Address Parser] を選択します。
    Global Address Parser 画面が表示されます。[デフォルト オプション] タブが選択されています。
  5. パースする住所 を選択します。
    注: 英国ドイツ の住所をパースできます。英国の住所をパースするには、ここで [英国] オプションを選択する必要があります。同様に、ドイツの住所をパースする場合は、ここで [ドイツ] を選択します。
  6. このパースに必要な [最小信頼度スコア] を設定します。この信頼度スコアに達しなかった場合、結果は表示されません。
  7. [保存] をクリックします。
    指定したオプションが次回の操作 (パースする住所の入力) のために保存されます。
  8. [プレビュー] タブをクリックします。
  9. パースする住所をパーサーに送り込むには、これらのアイコンのどれかをクリックします。
    • レコードを一度にまとめてパーサーに送り込む場合は、次の操作を行います。
      1. [レコードを追加] ボタン をクリックします。
      2. [入力レコード <住所レコードのシーケンス>] セクションの [住所] フィールドに、パースする住所文字列を入力します。
        注: ステップ a と b を繰り返して複数の住所文字列を追加します。追加できる住所文字列は最大 100 個です。
    • 複数の住所文字列を csv ファイルからインポートする場合は、[レコードをインポート] ボタン をクリックします。[データのインポート] ポップアップ ウィンドウが表示されます。ここで、以下の値を入力します。
      1. [ファイル名] フィールドで、住所レコードのファイルを選択します。
      2. 住所ファイルで使われている [フィールド区切り文字] を選択します。
      3. [インポートするレコードの最大数].を指定します。
      4. [OK] ボタンをクリックして [プレビュー] タブに戻ります。
    入力または選択した住所レコードが [プレビューを実行] ボタンの下に入力レコードとして表示されます。
    注: 入力住所の文字列には固有の名前が 2 つ以上含まれていなければなりません。例えば、入力住所の文字列が London だけだと、パーサーに認識されません。住所の文字列には、都市の名前、場所の名前、郵便番号など、固有の名前 (要素) を 2 つ以上含める必要があります。
  10. 住所のいずれかの文字列を削除するには、カーソルを対応する [入力レコード <住所レコードのシーケンス>] に合わせ、表示された [このレコードを削除] アイコン をクリックします。
  11. パース結果を表示するには [プレビューを実行] ボタンをクリックします。
    パースされた住所要素 (出力レコード) が、対応する入力レコードのすぐ隣に表示されます。出力フィールドの詳細については、パース済み住所出力を参照してください。