オプション
以下の表に、Validate Address Loqate が返す情報の種類を制御するオプションの一覧を示します。
オプション |
説明 |
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データベース |
国際住所の妥当性の確認に使用するデータベースを指定します。国際住所検証用のデータベースを指定するには、[データベース] ドロップダウン リストからデータベースを選択します。 |
標準住所を含める |
住所データの 1 ~ 4 行に加えて、都市、州、郵便番号、企業名を返します。各住所行は、封筒に記載される住所の実際の行に対応しています。詳細については、出力を参照してください。 Validate Address Loqate が住所の妥当性を確認できた場合は、住所行には正規化済み住所が含まれます。正規化済み住所では、句読文字が取り除かれ、方向指示とストリート接尾語には省略形が使用され、住所要素が修正されています。 Validate Address Loqate が住所の妥当性を確認できなかった場合は、住所行には入力住所がそのまま含まれます ("パス スルー" データ)。このオプションを指定しなかった場合でも、妥当性が確認されなかった住所は必ず、パス スルー データとして住所行フィールドに含まれます。 |
一致した住所要素を含める |
家番号、ストリート名、ストリート接尾語、方向指示などの住所の各要素が、個別のフィールドに返されます。詳細については、パース済み住所要素出力を参照してください。このオプションとともに、[マッチしなかった場合に正規化データを返す] を選択した場合は、住所要素に、妥当性が確認できなかった住所の入力住所が含まれることになります。 |
正規化された入力住所要素を含める |
このオプションでは、Validate Address Loqate が住所の妥当性を確認できたかどうかにかかわらず、入力住所をパース済み形式で返します。家番号、ストリート名、ストリート接尾語、方向指示などの入力住所の各要素が、個別のフィールドに返されます。 [正規化された入力住所要素を含める] オプションは、検証できなかった入力だけでなく、すべての入力住所をパース済み形式で返す点で、[一致した住所要素を含める] と [マッチしなかった場合に正規化データを返す] の組み合わせと異なります。詳細については、パース済み入力を参照してください。 |
ジオコード アドレス フィールドを返す |
処理中にジオコーディングを実行するかどうかを指定します。出力に対してジオコーディングを実行すると、各入力住所の緯度と経度、一致の精度レベル、ジオコードと住所の実際の物理的な位置との間の推測最大距離が得られます。 |
個々のフィールドの結果コードを含める |
フィールドレベルの結果インジケータを含めるかどうかを指定します。フィールドレベルの結果インジケータは、Validate Address Loqate が各住所要素をどのように処理したかを示します。フィールドレベルの結果インジケータは、修飾子 "Result" で返されます。例えば、HouseNumber のフィールドレベルの結果インジケータは HouseNumber.Result に格納されます。結果インジケータの出力フィールドの完全な一覧は、結果インジケータを参照してください。 |
マッチしなかった場合に正規化データを返す |
住所の妥当性を確認できない場合に書式を整えた住所を返すかどうかを指定します。住所には、その国の標準住所書式が設定されます。このオプションを選択しない場合、ValidateAddress Loqate が住所の妥当性を確認できないと、出力住所フィールドは空白になります。 [標準住所を含める]、[住所行の要素を含める]、および [郵便情報を含める] の各チェック ボックスで指定されたフォーマットを使用して、書式を整えた住所が返されます。[住所行の要素を含める] を選択した場合は、妥当性が確認できた住所に対しては、パース済みで妥当性を確認済みの住所が、パース済み住所要素に含まれることに注意してください。住所の妥当性が確認できなかった場合には、パース済み住所要素には、入力住所がパース済み形式で含まれることになります。Validate Address Loqate が住所の妥当性を確認できたかどうかにかかわらず、必ず入力住所をパース済み形式で出力したい場合は、[正規化された入力住所要素を含める] を選択します。 このオプションをオンにする場合は、[標準住所を含める] と [住所行の要素を含める] またはそのいずれかを選択する必要があります。 |
住所データ ブロックを返す |
実際の郵便物に印字される、書式を整えた住所を返すかどうかを指定します。住所の各行が、別々の住所ブロック フィールドに入れて返されます。AddressBlock1 から AddressBlock9 まで、最大 9 つの住所ブロック出力フィールドが使用されます。 例えば、以下の住所入力の場合、 AddressLine1: 4200 Parliament Place 以下の住所ブロックが出力されます。 AddressBlock1: 4200 PARLIAMENT PL STE 600 Validate Address Loqate は、郵便当局の規格に従って住所の書式を整え、住所ブロックの形式にします。国名は、万国郵便連合 (UPU) の国名で返されます。[国フォーマット] オプションは、住所ブロックの国名には影響を与えないことに注意してください。[国フォーマット] オプションは、Country 出力フィールドに返される名前のみに影響を与えます。 |
AMAS 表記を使用してデータをフォーマット |
Address Matching Approval System (AMAS) 表記を使用して出力住所データをフォーマットすることを指定します。 このオプションを使用すると、Validate Address Loqate は、住所を正規化するときに AMAS ルールを使用するようになります。AMAS は、オーストラリア郵政公社が定める、住所規格を徹底するためのプログラムです。AMAS 書式設定表記の詳細については、『Address Matching Approval System (AMAS) Handbook』を参照してください。 このオプションを使用すると、出力データは次のように変更されます。
注: このオプションを選択すると、[許容レベル] フィールドと [最小マッチ スコア] フィールドの選択に関わらず、AMAS フォーマットで結果が返されます。
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大文字小文字 |
出力データの大文字と小文字の区別を指定します。次のいずれかです。
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デフォルト国 |
デフォルト国を指定します。大部分の住所が存在する国を指定してください。例えば、処理する住所の大部分がドイツにある場合は、ドイツを指定します。Validate Address Loqate は、[StateProvince]、[PostalCode]、および [Country] の各住所フィールドから国を特定できなかった場合、指定された国を使用して、住所の検証を試みます。 |
国フォーマット |
Country 出力フィールドに返される国名に使用するフォーマットを指定します。例えば、英語を選択した場合、"Deutschland" という国名は "Germany" として返されます。
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スクリプト/アルファベット |
出力がどのアルファベットまたはスクリプトで返されるかを指定します。このオプションは双方向で、通常はネイティブからラテン文字へ、およびラテン文字からネイティブへ実行されます。
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許容レベル |
レコードが正常に処理されたとみなされるために達成する必要のある、最小検証レベルを指定します。このフィールドの値は、“処理後検証マッチ レベル” と呼ばれる、Address Verification Code の 2 つめの文字に対応します。
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重複処理 |
重複処理マスクを有効にし、重複レコードの処理および削除の方法を指定します。次のオプションから 1 つ以上を選択します。
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最小マッチ スコア |
Validate Address Loqate において、Loqate 参照データベースでマッチ結果を得るために、住所に加える変更の度合いを、0 ~ 100 の間の数値で指定します。数値が小さいほど、大きな変更が許容されます。100 の値は、パーシング後に入力住所と検証済み住所がほぼ同一であることを意味します。0 の値は、検証済み住所を得るためにパーシング後の入力住所を大きく変更してしまってもよいことを意味します。 |
複数の住所を返す |
一致する可能性のある住所を複数持つ入力住所に対して複数の住所を返すかどうかを指定します。 詳細については、複数マッチを返すを参照してください。 |
Fail Multiple Matches |
一致する可能性のある住所が複数存在する入力住所に対して、複数の住所を許可しません。 |