ジョブ プロパティ ファイルの使用

ジョブ プロパティ ファイルには、ジョブの実行を制御する引数が含まれており、Job Executor または管理ユーティリティを使用したジョブの実行を制御できます。引数を再使用する場合に、各引数をコマンド ラインで個別に指定するのではなく、単一の引数 (-f) を指定するには、ジョブ プロパティ ファイルを使用します。

プロパティ ファイルを作成するには、各行に 1 つの引数を含むテキスト ファイルを作成します。例:

d %
h spectrum.mydomain.com
i 30
j validateAddressJob1
u user
p password
s 8888
t 9999
w true

ジョブ プロパティ ファイルには次の引数を含めることができます。

必須 引数 説明
いいえ ? 使用方法を出力します。
いいえ d delimiter インスタンス/ステータス区切り文字を設定します。これは、同期出力にのみ表示されます。
いいえ e Spectrum™ Technology Platformサーバーとの通信にセキュアな HTTPS 接続を使用します。
いいえ h hostname Spectrum™ Technology Platformサーバーの名前または IP アドレスを指定します。
いいえ i pollinterval 完了したジョブを確認する間隔を秒数で指定します。これは、同期モードにのみ適用されます。
はい j jobname 実行するジョブをカンマで区切って指定します。ジョブ名は大文字と小文字が区別されます。ジョブは、列挙された順序で開始されます。
いいえ n emaillist ジョブ通知設定に対する追加の電子メール アドレスをカンマで区切って指定します。
はい p password ユーザのパスワードです。
いいえ r

標準出力に出力されるジョブに関する以下の情報を、区切り文字で区切って返します。

  • 位置 1 — ジョブの名前
  • 位置 2 — ジョブ プロセス ID
  • 位置 3 — ステータス
  • 位置 4 — 開始日時 (MM/DD/YYYY HH:MM:SS)
  • 位置 5 — 終了日時 (MM/DD/YYYY HH:MM:SS)
  • 位置 6 — 成功したレコードの数
  • 位置 7 — 失敗したレコードの数
  • 位置 8 — 形式に誤りのあるレコードの数
  • 位置 9 — 現在未使用

情報は、-d 引数で指定された区切り文字で区切られて出力されます。例:

MySimpleJob|4|succeeded|04/09/2010 14:50:47|04/09/2010 14:50:47|100|0|0|

いいえ s port Spectrum™ Technology Platformサーバーが実行されているソケット (ポート)。デフォルト値は 8080 です。
いいえ t timeout 同期モードの場合のタイムアウト (秒単位) を設定します。デフォルト値は 3600 です。最大数は 2147483 です。これは、すべてを合わせたグローバルなタイムアウト値で、spawn されたすべてのジョブが完了するまでの最大待機時間を表します。
はい u username ユーザのログイン名を指定します。
いいえ v 詳細な出力を返します。
いいえ w 同期モードにおいてジョブの完了を待つように指定します。

コマンドライン引数とプロパティ ファイルの両方の使用

コマンド ライン入力とプロパティ ファイル入力を組み合わせて使用することもできます。例:

java -jar jobexecutor.jar -f /dcg/job.properties -j job1

この場合、コマンドライン引数の方が、プロパティ ファイルで指定された引数よりも優先されます。上の例では、ジョブ job1 の方が、プロパティ ファイルで指定されたジョブよりも優先されることになります。