ジョブに対するレポート オプションの設定

レポートには、処理されたレコード数やジョブに使用された設定など、ジョブに関するサマリ情報が提供されます。レポート オプションは、出力フォーマットやアーカイブ オプションなど、ジョブによって生成されたレポートの処理方法を指定するものです。レポート オプションのデフォルト値は Management Console で指定されますが、Enterprise Designer においてジョブに対するデフォルト オプションをオーバーライドできます。

ジョブに対するレポート オプションを指定する手順は以下のとおりです。

  1. Enterprise Designer でジョブを開き、[編集] > [ジョブ オプション] を選択します。
  2. [レポート] タブをクリックします。
  3. [グローバル レポート オプションを使用] チェック ボックスをオフにします。
  4. レポートの保存に使用する形式を選択します。レポートは HTML、PDF、またはテキストとして保存できます。
  5. レポートの保存場所を選択します。
    レポートをジョブ履歴に保存
    レポートをジョブ履歴の一部としてサーバーに保存します。こうすると、Management Console および Enterprise Designer ユーザはレポートを実行履歴で参照できるようになって便利です。
    レポートをファイルに保存
    指定した場所にあるファイルにレポートを保存します。これは、Spectrum™ Technology Platform ユーザではない人とレポートを共有したい場合に便利です。また、レポートのアーカイブを別の場所に作成したい場合にも便利です。この方法で保存されたレポートを表示する場合は、そのレポートの形式を開くことができる任意のツール (PDF レポートの場合は PDF ビューア、HTML レポートの場合は Web ブラウザ) を使用できます。
  6. レポートをファイルに保存 を選択したは、次のフィールドに入力します。
    レポートの場所
    レポートの保存先フォルダです。
    レポート名に追加
    ファイル名に含める変数の情報を指定します。以下から 1 つ以上を選択できます。
    ジョブ ID
    ジョブの実行に対して割り当てられる一意の ID です。システムで初めて実行したジョブの ID は 1 になります。2 回目にジョブを実行したときには、それが前回と同じジョブでも異なるジョブでも、ジョブ ID は 2 になります (3 回目以降も同様)。
    ステージ
    レポートにデータを提供したステージの名前であり、Enterprise Designer 内のレポート ステージで指定されているものです。
    Date
    レポートが作成された年月日です
    既存のレポートを上書きする
    以前のレポートを、同じファイル名を持つ新しいレポートで置き換えます。新しいレポートと同じ名前の既存レポートがあるのにこのオプションを選択していない場合、ジョブは正常に完了しますが、新しいレポートは保存されません。その場合は、レポートが保存されなかったことを示すコメントが実行履歴に表示されます。
  7. [OK] をクリックします。

ジョブを実行すると、そのジョブに関連するレポートがあるかどうかを示す列が [実行履歴] に表示されます。空のアイコンはレポートが存在しないことを表し、ドキュメントを 1 つ含むアイコンはレポートが 1 つ存在することを表し、ドキュメントを複数含むアイコンは複数のレポートが存在することを表します。[ジョブの詳細] で、レポートを表示、保存、印刷することができます。

注: レポートを削除するには、キャンバス上のレポート アイコンを右クリックし、[削除] を選択します。