Edit Distance (編集距離) によるファジー マッチング

Edit Distance (編集距離) アルゴリズム

Edit Distance アルゴリズムを使うと、入力を比較対象文字列とマッチングする際に、住所フィールドごとに特定の数の文字の置換、挿入、削除、または転置を行えます。

Edit Distance API

GeoComplete は、Edit Distance によるファジー マッチング機能を実装し、制御する API メソッドを提供しています。

表 1. Edit Distance API メソッド
API メソッド名 説明  
FuzzyMatchMode.None Edit Distance ファジー マッチングを有効または無効にします。ファジー マッチ機能は、デフォルトで無効になっています。  
FuzzyMatchMode.Hard_Match ハードな距離マッチを使うと、住所フィールドごとに 1 回の編集が許可されます。少なくとも 2 文字が一致し、両方の文字列が同じ文字で始まる必要があります。  
FuzzyMatchMode.Soft_Match ソフトな距離マッチを使うと、住所フィールドごとに 2 回の編集が許可されます。少なくとも 2 文字が一致する必要があります。2 つの文字列が同じ文字で始まる必要はありません。  

ファジー マッチ機能は、デフォルトで無効になっています (FuzzyMatchMode.None)。Management Console の [検索の優先設定] で、ハード マッチまたはソフト マッチを有効にするか、ファジー マッチを無効にできます。

Management Console におけるファジー マッチのオプション

GeoComplete では、 Spectrum™ Technology Platform の Management Console において優先設定を提供し、ファジー マッチング機能を実装しています。

[住所をジオコンプリート]、[ジオコンプリートのカテゴリ]、[POI をジオコンプリート]、[すべてジオコンプリート] の検索タイプを選択すると、ファジー マッチ設定が有効になります。選択ボックスから、[なし] (ファジー マッチを無効にします)、[ソフト マッチ]、または [ハード マッチ] が選択できます。