シンガポール (SGP)
このセクションでは、シンガポールでサポートされているジオコーディング データセット、操作、入力および出力フィールドの情報を示します。
サポートされているジオコーディング データセット
次の表に、シンガポールでサポートされているジオコーディング データセットと使用可能なジオコーディング レベルを示します。
ジオコーディング データセット | 都市セントロイド | 郊外/村セントロイド | 郵便番号セントロイド | ストリートセントロイド | 補間されたストリート住所 | ポイントレベル住所 | POI (point-of-interest) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
MIS English | はい | はい | はい | はい | いいえ | はい | はい |
サポートされている操作
- ジオコーディング — 1 つ以上の住所を入力として受け取り、それに対応する緯度/経度座標などの情報を返します。
- リバース ジオコーディング — 1 つ以上の緯度/経度座標を入力として受け取り、その場所に対応する住所を返します。
入力フィールド
入力住所には、次の住所要素の一部またはすべてを含めることができます。
フィールド名 | タイプ | 説明 |
---|---|---|
PlaceName | String | 入力住所に関連する建物名、場所名、POI (ポイント情報)、会社または企業名を示します。これはオプションです。 |
MainAddressLine | String | 単一行入力 — 他の住所フィールドが全く入力されていない場合、MainAddressLine の内容は単一行入力として処理されます。単一行入力は、複数の入力住所フィールドで構成することができます。これらのフィールドは、その国の通常の住所の順序で入力する必要があります。詳細については、以下の「単一行入力」セクションを参照してください。 通りの住所 — 郵便住所の一部 (都市、郵便番号など) が分けて入力されたり、LastLine フィールドに入力されたりする場合、MainAddressLinemainAddress の内容が通りの住所の部分として処理され、会社名、家番号、建物名、通り名を含めることができます。これはオプションです。 交差点の入力—交差点を入力するには、2 個のアンパサンド (&&) で区切られた 2 つのストリート名を指定します。 |
lastLine | String | 住所の最終行。これはオプションです。例: 5 Bishan Place |
areaName1 | String | 未使用。 |
areaName2 | String | 未使用。 |
areaName3 | String | 都市または町を指定します。 |
areaName4 | String | 未使用。 |
postalCode | String | 6 桁の郵便番号を指定します。最初の 2 桁はセクターを表し、残りの 4 桁はセクター内の配達ポイントを表します。シンガポールの建物には固有の郵便番号が割り当てられています。 |
country | String | 3 文字の ISO 3166-1 Alpha-3 国コード。シンガポールの国コードは SGP です。フォワード ジオコーディングに必須です。 |
シンガポールの住所のガイドライン
最適なマッチングとジオコーディング結果が得られるように、次の推奨事項に従って、入力住所データをできる限り最良のフォーマットにしてください。シンガポールの住所の詳細については、Singapore Post の Web サイト (www.singpost.com) を参照してください。
- 必須のフィールド — 住所には必ず都市名または郵便番号を含める必要があります。
- 私書箱の住所 — 郵便局の私書箱番号は、住所マッチングやジオコーディングに利用されませんが、住所に含まれていてもマッチングやジオコーディングの妨げにはなりません私書箱情報は、返される候補に含まれません。次の形式は認識されます。私書箱、Locked Bag Service。
- 大ストリートタイプ — 入出力における大ストリートタイプとその一般的な略語は認識され、完全に対応済みです。認識される大ストリートタイプの一部を次の表に示します。その他のタイプも認識されます。
後置大ストリートタイプ
lorong=lorong、lrg、lor、lorang
jalan=jalan、jln、jl
lengkong=lengkong、lkg
kallang=kallang
mount=mount、mt
upper=upper、upp
後置大ストリートタイプ
track=trk、tck
street=st
road=rd
drive=dr
crescent=cr、cres、crescent、cresent
boulevard=bvd、blvd、bouleyard、boulvard
hill=hill
gate=gate
mall=mall
avenue=ave、av、avnue
link=lk
lane=l
walk=wk
green=grn
highway=hwy
quay=quay、qy
parkway=pwy
- 一般的な語および略語 — ジオコーダは、住所に含まれる一般的な語、方角、家番号を指す記号、および略語を認識し、このような住所のジオコーディングを正しく実行できます。次の表に、認識される一般的な略語の一部を示します。その他の一般的な略語も認識される場合があります。
一般的な略語
AYE=Ayer Rajah Expressway
BKE=Bukit Timah Expressway
CTE=Central Expressway
ECP=East Coast Parkway
KJE=Kranji Expressway
KPE=Kallang-Paya Lebar Expressway
PIE=Pan Island Expressway
SLE=Seletar Expressway
TPE=Tampines Expressway
Ctrl=Central
JLN=Jalan
LRG=Lorong
TG.=TANJONG
単一行入力
住所の各要素を別々のフィールドに入力する代わりに、住所要素を次の順序で並べた住所全体を mainAddress 入力フィールドに入力できます。
[address_number][street_info][Singapore][postal_code]
- [address_number] は省略可能です。
- [street_info] は、ストリート名、ストリート タイプ、何らかの前置または後置方位記号 (例: East、West など) の情報で構成されます。これはオプションです。
- [Singapore] を入力しない場合は、郵便番号が必須になります。
- [postal_code] は郵便番号です。住所に "Singapore" がない場合は必須です。
カスタム オプション
シンガポールにカスタム オプションはありません。
パース済み住所 出力フィールド
以下の表に、シンガポールに所在する候補に対して返されるパース済み住所フィールドの一覧を示します。
- [パース済み住所] フィールドを返す場合: [Country Filters (国フィルタ)] ドロップダウン メニューで [グローバル デフォルト] を選択します。次に、[Return Values (戻り値)] タブで、[パース済み住所] を選択します。
- すべての出力フィールドを返す場合: [Country Filters (国フィルタ)] ドロップダウン メニューで [グローバル デフォルト] を選択します。次に、[Return Values (戻り値)] タブで、[すべての使用可能な情報を返す] を選択します。
フィールド名 | 説明 |
---|---|
mainAddressLine | ストリート住所。会社名、家番号、建物名、ストリート名を含めることができます。 |
addressLastLine | 住所の最終行。 |
placeName | 住所に関連する建物名、場所名、POI (ポイント情報)、会社または企業名。 |
areaName1 | 未使用。 |
areaName2 | 未使用。 |
areaName3 | 都市または町。 |
areaName4 | 未使用。 |
postCode1 | 6 桁の郵便番号。 |
postCode2 | 未使用。 |
country | 3 文字の ISO 3166-1 Alpha-3 国コード。シンガポールの国コードは SGP です。 |
addressNumber | 住所番号。 |
streetName | ストリートまたは道路の名前。 |
unitType | ユニット タイプ (APT、STE など)。 |
unitValue | ユニットの値/番号。"3B" など。 |
customFields | シンガポールにカスタム出力フィールドはありません。 |