ヒープ メモリとプール サイズ

バージョン 11.0 よりも前は、Location Intelligence モジュールに 2 つのリモート コンポーネントがありました。Feature サービス用の spatial.feature と、Mapping サービス用の spatial.mapping です。バージョン 11.0 から、すべての空間サービス リクエストが 1 つのリモート コンポーネントで処理されるようになりました。空間リモート コンポーネントは、"Spatial Component" セキュア エンティティ タイプとして [データベース リソース] グループに表示されます。また、Spatial コンポーネント 1 つが使うデフォルトの最大ヒープ メモリは 2048MB (2GB) です。このデフォルト値は、新規のインストールでのみ設定され、アップグレードでは設定されません。バージョン 11.0 より前からアップグレードする場合、以前のデフォルトの最大ヒープ メモリが 2048MB より少ないと、アップグレードしても 2048MB に変更されません。java.vmargs ファイルを開いて手動で変更することはできます。11.0 より前のバージョンからアップグレードした後のプール サイズは、spatial.mapping または spatial.feature に設定した最大の値になります。例えば、Mapping Service コンポーネントのプール サイズを 6 に、Feature Service コンポーネントのサイズを 4 に設定していたなら、アップグレード後の単独のコンポーネントに設定されるプール サイズは 6 になります。

新しいインストールの場合は、Management Console でデフォルトのプール サイズを 1 から少なくとも 2 または 4 に変更することをお勧めします。プール サイズの具体的な変更方法については、『Spectrum Spatial ガイド』の「管理」セクションのパフォーマンス チューニングに関するトピックを参照してください。