Location Intelligence モジュールの名前付きリソースとデータのバックアップ

アップグレードのインストール処理の一環として、アップグレードを続行する前に、以前のリリースのデータの自動バックアップが行われますが、アップグレードの前に、Windows 以外の WebDAV または管理ユーティリティの the limrepo export コマンドを使って、カスタム データ ソースとリソースをバックアップしておくことが重要です (手順については、『Spectrum Spatial ガイド』の「管理」セクションを参照)。

モジュールとともにインストールされていたデータは、アップグレードによって削除されます。カスタム データが同じディレクトリにある場合は、そのデータをバックアップし、アップグレードが完了した後で、Spectrum™ Technology Platform ディレクトリの同じ場所にコピーします。%install_home%\Spectrum\server\modules\spatial\ ディレクトリ内のデフォルトの場所に追加されているデータまたはリソースがある場合は、特に注意してください。それらはアップグレード後に削除されるためです。例えば、デフォルトの TileCache ディレクトリをマップ タイルの生成に使用した場合は、それをバックアップし、アップグレード後に同じ場所にコピーしてください。

Spectrum™ Technology Platform のアップグレードが正常に完了した後に、リポジトリのバックアップを行うことも非常に重要です。後でリポジトリが破損した場合に、これを基準として使用することができます。9.0 SP3 からアップグレードする場合、リポジトリには大きな変更が加えられているため、これまでのバックアップは無効になります。%install_home%\Spectrum\server\modules\spatial\jackrabbit ディレクトリにあるリポジトリ全体のコピーを作成し、安全な場所に保存します。

注: 現在 10.0 の場合、名前付きリソースのバックアップをそれ以降のバージョンに WebDAV でコピーすると、メタデータ情報は失われます。しかし、通常のアップグレード処理に従うと、メタデータ リソースは保持されます。