Global Addressing モジュール

Global Address Parser ステージ

[Global Addressing モジュール] で郵便住所文字列のパーシングによる個別の住所要素 (組織名、通り、都市、郵便番号など) への変換もサポートされるようになりました。このパーサーでは、機械学習の手法が使用され、リファレンス住所データベースは必要ありません。

新しい [Global Address Parser] ステージを使用して、住所文字列のパーシングを行ってください。このリリースでは、[Global Address Parser] ステージで次の国がサポートされるようになりました。
  • ドイツ (DEU)
  • 英国 (GBR)
詳細については、『Spectrum™ Technology Platform Addressing ガイド』の「Global Address Parser」セクションを参照してください。

Global Address Validation ステージ

新しい国のサポート

Global Address Validation で、以下の国々に対して高度な住所の正規化および検証の機能が提供されました。
  • Argentina
  • Brazil
  • China
  • Czech Republic
  • India
  • Japan
  • Malaysia
  • Mexico
  • Netherlands
  • Poland
  • ロシア
  • Sweden

EIR コードのサポート

Global Address Validation で、アイルランドの EIR コードのサポートが追加されました。EIRコード は 7 文字の英数字コードで、最大 2 つの部分から成ります。
ルーティング キー
最初の 3 文字は、主要な郵便配達地域を定義します。
ユニーク ID
最後の 4 文字は、個々の個人住所や勤務先住所を一意に識別します。
EIR コードの詳細については、『Spectrum™ Technology Platform Addressing ガイド』の「Global Address Validation の出力」セクションを参照してください。

新しいレポート

Global Address Validation に新しいレポートが追加されました。
マッチ分析 (国別) レポート
Global Address Validation マッチ分析 (国別) レポートは、ジョブで処理された詳細な住所マッチング統計を国別に示します。このレポートには、一致するレコードの割合が信頼度によってどう変化するかを表すグラフが国別に示されます。
住所マッチング サマリ レポート
住所マッチング サマリ レポートは、処理された各国と、すべての国の合計に関するマッチングのサマリ統計を示します。
Global Address Validation レポートの詳細については、『Spectrum™ Technology Platform Addressing ガイド』の「Global Addressing モジュール」を参照してください。

国コードの取得

入力住所に国情報が含まれない場合、Global Address Validation ステージのもう 1 つのインスタンスを作成し、入力住所の国コードの処理と取得を行う事前 (1 つ目の) ステージとしてデータフロー内に設定することで、コーディングのパフォーマンスが向上します。デフォルトの国の値として「世界」を選択します。これにより、使用可能な入力住所要素と追加のデータ ソース (デフォルトの国として「世界」を選択した場合に使用可能) を使用して国コードが決定されます。その後、2 つ目の Global Address Validation ステージで、正しい国コード (事前ステージで取得したもの) を含む住所を送信することで、通り/家番号/敷地レベルで住所を検証できます。

デフォルトの国コードとして「世界」を選択し、複数の Global Address Validation ステージから成るデータフローを使用して国コードを取得する方法の詳細については、『Spectrum™ Technology Platform Addressing ガイド』の「Global Address Validation のオプション」セクションを参照してください。