経路
経路オプションでは、道路以外を移動する際の移動速度や、経路境界を計算する際に幹線道路のみを走行するかどうかなどを指定します。多くの経路オプションは、一般道走行速度に関連するものです。
パラメータ |
説明 |
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MaximumOffRoadDistance |
道路以外を移動する距離の最大値を指定します。道路以外とは、私道や進入路などのことです。例えば、道路外距離の最大値を 1 マイルと指定すると、道路から 1 マイル以上離れた地点は、経路境界に含まれません。道路外距離の最大値として 0 を指定すると、道路から少しでもそれた地点は経路境界に含まれません。道路以外を移動する際の速度は、一般道走行速度オプションによって指定します。 |
Units |
返されるデータの単位を指定します。次のいずれかです。
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MajorRoads |
計算時に、すべての道路を含めるか、幹線道路のみを含めるかを指定します。デフォルトでは、幹線道路が True に設定され、Get Travel Boundary が計算されます。これによりパフォーマンスが向上しますが、精度は低下する可能性があります。 次のマップは、すべての道路を走行する場合の経路境界を表します。 次のマップは、幹線道路のみを走行する場合の経路境界を表します。 次のいずれかです。
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DefaultAmbientSpeed |
経路境界を検索するために使用する、道路以外を移動する際の速度を指定します。道路以外とは、私道や進入路などのことです。 このオプションは、DefaultCostUnits オプション、または TravelBoundaryCostUnits フィールドで時間値を指定した場合のみ有効です。デフォルト値は 15 です。速度の単位は AmbientSpeedUnit オプションで指定します。 経路境界計算において道路外の移動の処理を制御するには、道路外を移動する際の速度 (一般道走行速度) を指定する必要があります。一般道走行速度は、経路境界を表すポリゴンの大きさや形状に影響を与える可能性があります。一般的には、一般道走行速度が速いほど、ポリゴンは大きくなります。例えば、あと 5 分の移動が可能で、一般道走行速度が 15 マイル/時の場合は、到達可能地点まで 1.25 マイルの距離があることになります。一般道走行速度を 10 マイル/時に落とすと、到達可能地点までの距離は 0.83 マイルになります。MaximumOffRoadDistance オプションを使用することにより、道路外を移動する距離を制限できることに注意してください。 注: 歩行者の経路境界を計算する場合は、デフォルト一般道走行速度を 3 MPH (5 KPH) に変更することを推奨します。
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AmbientSpeedUnit |
DefaultAmbientSpeed オプションで指定する値に使用する単位を指定します。
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AmbientSpeed.RoadType.<Type> |
道路の種類ごとに、道路外を移動する際の一般道走行速度を指定します。道路のタイプに対する一般道走行速度を指定しない場合は、DefaultAmbientSpeed オプションで指定されたデフォルト一般道走行速度が適用されます。 次のマップは、一般道走行速度のオーバーライド値を指定しない場合の経路境界の例を示しています。 比較のために、一般道走行速度のオーバーライド値を指定した場合の、上と同じ経路境界を次のマップに示します。 <Type> には、次の種類があります。
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