トークンの取得

トークンを取得するには、security サーバー上の Spectrum™ Technology Platform Web サービスに要求を送信します。security WADL には、次の URL でアクセスできます。

http://server:port/security/rest?_wadl

この Web サービスはベーシック認証を使用するため、有効な Spectrum™ Technology Platform ユーザ名とパスワードを要求に含める必要があります。

security Web サービスは、2 種類のトークンを発行できます。トークンの種類は次のとおりです。

  • セッション トークン
  • オープン トークン

セッション トークンの取得

セッション トークンは、ユーザ セッションに関連付けられており、トークンを要求したコンピュータしか使用できません。セッションに関連付けられているため、セッションで操作のない状態が 30 分間続くと、このトークンは無効になります。セッション トークンは最もセキュリティが高く、Spectrum™ Technology Platform の認証に使用するトークンとして推奨されます。

セッション トークンを取得するには、次の URL を使用します。

http://server:port/security/rest/token/access/session/ttlInMinutes

説明:

サーバー
Spectrum™ Technology Platform サーバーのホスト名または IP アドレス。
port
Spectrum™ Technology Platform によって使用される HTTP ポート。デフォルトでは 8080 です。
ttlInMinutes
トークンが失効するまでの時間 (分単位)。トークンの Time To Live とも呼ばれます。トークンが失効しないようにするには、0 を指定します。

応答のサンプルを以下に示します。

{
   "access_token": "eyJlbmMiOiJBMTI4Q0JDLUhTMjU2IiwiYWxnIjoiZGlyIn0..ESnq4JNEBbVMKycd139z0w.NFXAskVY0seX",
   "session": "09aa1fbb-71j3-43c7-ab8c-d800214283d4",
   "username": "admin"
}

応答には、次の要素が含まれます。

access_token
セキュリティ トークン。
session
トークンが関連付けられているセッションのセッション ID。要求にセッション ID が含まれている場合のみ、トークンは受け付けられます。
username
トークンの取得に使用する Spectrum™ Technology Platform ユーザ名。ユーザ名は、情報として返されるだけで、トークンを使用する時には必要ありません。

オープン トークンの取得

オープン トークンは、ユーザにも特定のコンピュータにも関連付けられていません。これは、最もセキュリティの低いトークンです。

重要: 有効期限のないオープン トークンは使用しないでください。オープン トークンが承認されていない第三者によって取得されると、Spectrum™ Technology Platform サーバーへのアクセスに任意のコンピュータから無期限に使用される恐れがあります。

オープン トークンを取得するには、次の URL を使用します。

http://server:port/security/rest/token/access/ttlInMinutes

説明:

サーバー
Spectrum™ Technology Platform サーバーのホスト名または IP アドレス。
port
Spectrum™ Technology Platform によって使用される HTTP ポート。デフォルトでは 8080 です。
ttlInMinutes
トークンが失効するまでの時間 (分単位)。トークンの Time To Live とも呼ばれます。トークンが失効しないようにするには、0 を指定します。

応答のサンプルを以下に示します。

{
   "access_token": "eyJlbmMiOiJBMTI4Q0JDLUhTMjU2IiwiYWxnIjoiZGlyIn0..fI",
   "username": "admin"
}

応答には、次の要素が含まれます。

access_token
セキュリティ トークン。
username
トークンの取得に使用する Spectrum™ Technology Platform ユーザ名。ユーザ名は、情報として返されるだけで、トークンを使用する時には必要ありません。