Global Addressing モジュール データベースのインストール

この手順では、Spectrum™ Product Database (SPD) フォーマットの Global Addressing モジュール データベースを Pitney Bowes Software and Data Marketplace からダウンロードして、インストールする方法を説明します。

ハードディスクの空き領域

解凍済みおよび未解凍の SPD バンドルに必要なディスク容量は、以下のとおりです。
  • 解凍済みバンドル (全 SPD) - 100 GB
  • 未解凍バンドル (全 SPD) - 32 GB

メモリ

通常の Global Address Validation (GAV) 国データベースを読み込むと、700 MB のメモリが使用される可能性があり、最大 3000 MB が使用される場合もあります。通常の Global Type Ahead (GTA) データベースでも、約 700 MB のメモリが使用されますが、その容量を超えることはまれです。

Spectrum™ Product Database (SPD) 形式の Global Addressing モジュール データベース リソースをダウンロードおよびインストールするには

  1. ライセンス済み SPD ファイル (xxx.spd) を選択してダウンロードするには、Pitney Bowes のメールに記載されたリンクを使用して Pitney Bowes にアクセスするか、Software and Data Marketplace にアクセスします。
  2. データベースは zip ファイルとしてダウンロードされます。インストールを開始する前に、データベースを解凍してください。
  3. SPD ファイルをインストールします。
    1. SPD ファイルを、SpectrumDirectory/server/import に配置します。これは、SPD ファイルのデフォルトの配置場所です。Spectrum™ Technology Platform サーバーはこのフォルダを監視し、2 秒間隔で新しいファイルの有無を確認します。
      データをインポートするディレクトリの場所を変更するには、SpectrumDirectory/server/conf/spectrum-container.properties ファイルの spectrum.import.dir プロパティを変更します。
    2. サーバーは新しい SPD ファイルを検出すると、自動的に SPD ファイルを SpectrumDirectory/server/ref-data に解凍します。
      データを格納するフォルダの場所を変更するには、SpectrumDirectory/server/conf/spectrum-container.properties ファイルの Data Manager 設定セクションにある spectrum.data.manager.storage.dir プロパティを変更します。
  4. データは、この時点で使用可能になり、Management Console の [Spectrum™ データベース] セクションで Spectrum™ データベース リソースとして追加できるようになります。
  5. データベース ファイルをインストールしたら、Management Console でデータベース リソース ツールを使用するか、管理ユーティリティ データベース コマンドを使用して、データベースをリソースとして定義します。
  6. 解凍済みの SPD ファイルはそれ以降不要なため、CLI コマンドを使用して、それらの SPD ファイルを削除します。SPD ファイルは、サーバーが SPD ファイルを解凍した場所から、手動で削除しないでください。手動ではなく、CLI コマンドを使用して SPD ファイルを削除します。製品データ CLI コマンドの詳細については、『Spectrum™ Technology Platform 管理ガイド』の「管理ユーティリティ」を参照してください。
    1. productdata list コマンドを実行して、現在インストールされている SPD ファイルの詳細を確認します。ファイル システムにアクセスしなくても、この結果から現在の情報がわかります。十分な情報に基づいて削除するデータを決定できるよう、このコマンドの実行後に productdata delete コマンドを実行することをお勧めします。
    2. productdata delete コマンドを実行して SPD ファイルを Spectrum™ Technology Platform から削除します。

      productdata delete --p productName --c productComponent --q qualifier --v dataVintage

      spectrum> productdata delete --p gam --c gav --q GAV-DEU --v 201907