ermdb template

注: 管理ユーティリティをインストールして実行する手順については、「管理ユーティリティを使用する前に」を参照してください。

ermdb template コマンドにより JSON ファイル (.json) が作成され、このファイルが Spectrum 製品データ (SPD) のインポート ファイルのテンプレートになります。ermdb import コマンドを使用する前にこのコマンドを使用します。これらコマンドを使うには、Spatial モジュールがインストールされている必要があります。

使用方法

ermdb template path_to_JSON
必須引数説明
いいえpath_to_JSON

JSON ファイルへのパスを指定し、そこからテンプレートの (.json) ファイルを生成します。デフォルトでは、ermdb template コマンドで現在の作業フォルダに JSON ファイルが生成されます。

この例では、Spectrum 製品データ (SPD) ファイルを Spectrum のデータベースにインポートするための、情報のテンプレートとして機能する .json ファイルが作成されます。この例では、テンプレートを現在の作業フォルダに作成します。

ermdb template

テンプレートを特定の場所にエクスポートするには、コマンドにファイル名を含めます。

ermdb templateC:/Downloads/File/A1T_Pedestrian_Mar_2019.json

作成されたテンプレート ファイル (.json ファイル) には、以下の内容が含まれます。

[{"product":"Spatial",
"module":"routing",
"name":"enter database name",
"properties":{"isSPD":"true",
"DatasetPaths":"${spectrum.spd.Spatial/routing/add IDENTIFIER from productdata list};"},
"maxActive":4}

SPD テンプレートに入力する IDENTIFIER を見つけるには、productdata list コマンドを実行し、インポートする SPD ファイルの情報を一覧表示します。インポートする特定の SPD ファイルの IDENTIFIER を見つけて、データベース名および IDENTIFIER 情報を追加して SPD テンプレートに入力します。

例えば、次のデータベースの名前が "Austria" (データにはどのような表示名でも入力可能です) で、IDENTIFIER が "A1T_Pedestrian_Mar_2019" とします。

[{"product":"Spatial",
  "module":"routing",
  "name":"Austria",
  "properties":{
     "isSPD":"true",
     "DatasetPaths":"${spectrum.spd.Spatial/routing/A1T_Pedestrian_Mar_2019};"},
  "maxActive":4}]

以上で、ermdb import コマンドを実行してこれらのルーティング データの設定をインポートし、Spectrum サーバー上に "Austria" というデータベース リソースを作成する準備が完了しました。