データ タイプ変換のデフォルト値の設定

システムに対するデフォルトのデータ タイプ変換は、Management Console で設定できます。Enterprise Designer では、デフォルト フォーマットを個別のデータフローについてオーバーライドできます。

システムでデフォルトのデータ タイプ変換オプションを設定するには、次の手順に従います。

  1. Management Console を開きます。
  2. [フロー] > [デフォルト] を選択します。
  3. [データ タイプの変換] をクリックします。
  4. 文字列に変換する日付および時間データで使用する形式を指定します。日付または時間を文字列に変換する場合、文字列にはここで指定する形式が使用されます。
    1. [ロケール] フィールドで、文字列に変換する日付で使用する形式を持つ国を選択します。[日付][時間]、および [日付/時刻] フィールドのデフォルト値は、ここでの選択によって決まります。また、月のスペルを表記するときの言語も、ここでの選択によって決まります。例えば、英語を指定した場合、1 年の最初の月は "January" ですが、フランス語を指定した場合は "Janvier" になります。
    2. [日付] フィールドで、日付データを文字列に変換するときに使用する形式を指定します。選択したロケールで最も一般的に使用される形式の一覧が表示されます。

      例えば、形式として [M/D/YY] を選択し、日付フィールドに 2020-3-2 が含まれている場合、日付データは文字列3/2/20.

    3. [時間] フィールドで、時間データを文字列に変換するときに使用する形式を指定します。選択したロケールで最も一般的に使用される形式の一覧が表示されます。

      例えば、形式として [h:mm a] を選択し、時間フィールドに 23:00 が含まれている場合、時間データは文字列 11:00 PM.

    4. [日付/時刻] フィールドで、DateTime データ タイプを含むフィールドを文字列に変換するときに使用する形式を選択します。選択したロケールで最も一般的に使用される形式の一覧が表示されます。

      例えば、形式として [M/d/yy h:mm a] を選択し、DateTime フィールドに 2020-3-2 23:00 が含まれている場合、DateTime データは文字列 3/2/20 11:00 PM.

    5. [整数] フィールドで、数値型 (Float および Double データ タイプ) で使用する書式設定を選択します。

      例えば、形式 [#,###] を選択すると、数字 4324 は4,324.

      注: このフィールドを空白にしておくと、数字には Spectrum™ Technology Platform 8.0 以降と同じ形式が使用されます。特に、桁区切り文字は使用されません。小数点記号としてドット (".") が使用されます。10-3 未満または 107 以上の数字は指数表示されます。負の数には先頭にマイナス記号 ("-") が付きます。また、このフィールドを空白にしておくと、BigDecimal データ タイプを使用する数字には常に形式 #,###.000 が使用されます。
    6. [小数] フィールドで、Decimal (Integer および Long データ タイプ) を含む数字で使用する書式設定を選択します。

      例えば、形式 [#,##0.0#] を選択すると、数字 4324.25 は4,324.25.

    注: このフィールドを空白にしておくと、数字には Spectrum™ Technology Platform 8.0 以降と同じ形式が使用されます。特に、桁区切り文字は使用されません。小数点記号としてドット (".") が使用されます。10-3 未満または 107 以上の数字は指数表示されます。負の数には先頭にマイナス記号 ("-") が付きます。また、このフィールドを空白にしておくと、BigDecimal データ タイプを使用する数字には常に形式 #,###.000 が使用されます。

    また、ニーズを満たす形式がない場合は、独自の日付、時間、および数値形式を指定することもできます。独自の日付または時間形式を指定するには、日付および時間パターン に記載される表記を使用して、その形式をフィールドに入力します。独自の数値形式を指定するには、数字パターン に記載される表記を使用して、形式をファイルに入力します。

  5. [Null の処理] で、フィールドに NULL 値が含まれている場合にタイプ変換を実行するかどうかを選択します。次のいずれかのオプションを選択すると、NULL 値を含むデータフローまたはレコードが、[エラー ハンドリング] フィールドの選択に基づきエラーを返します。
    文字列型の Null のエラー
    NULL 値を含む文字列フィールドでタイプ変換が必要な場合に、フローまたはレコードでエラーを返します。
    Boolean 型の Null のエラー
    NULL 値を含む Boolean フィールドでタイプ変換が必要な場合に、フローまたはレコードでエラーを返します。
    数値型の Null のエラー
    NULL 値を含む数値フィールドでタイプ変換が必要な場合に、フローまたはレコードでエラーを返します。数値フィールドには、double、float、long、integer、および Big Decimal フィールドが含まれます。
    日付型の Null のエラー
    NULL 値を含む日付フィールドでタイプ変換が必要な場合に、フローまたはレコードでエラーを返します。これには、date、time、および DateTime フィールドが含まれます。
  6. [エラー ハンドリング] フィールドで、フィールドの値をステージで必要とされるデータ タイプに自動変換できない場合の対処方法を指定します。
    フローのエラー
    フィールドを変換できない場合、フローは失敗します。
    レコードのエラー
    フィールドを変換できない場合、レコードは失敗しますが、フローの実行は続行されます。
    フィールドをデフォルト値で初期化する
    フィールドを変換できない場合、フィールドの値はここで指定する値に置き換えられます。一部のレコードに不正なデータが含まれることがわかっていて、不正なデータをデフォルト値に置き換える場合、このオプションが役に立ちます。各データ タイプの値を指定します。