JMX パフォーマンス モニター統計
JMX コンソールのパフォーマンス モニター マネージャは、総実行時間、スループット、個々のステージの実行時間など、データフロー実行の様々な部分のパフォーマンスに関する統計を表示します。統計はセミコロン区切り形式でレポートされます。
ヒント: データをスプレッドシートに配置すると、見やすくなります。
先頭行は、次の列で構成されるヘッダ レコードです。
- Monitor
- パフォーマンスを測定する項目。
- Hits
- 項目の実行回数。
- Avg
- 項目が要求の処理に費やした時間の平均値 (単位: ミリ秒)。
- Delta
- この統計は未使用です。
- Min
- 項目が要求の処理に費やした時間の最小値 (単位: ミリ秒)。
- Max
- 項目が要求の処理に費やした時間の最大値 (単位: ミリ秒)。
- Total
- 合計処理時間 (単位: ミリ秒)。
以下は、確認すべき最も重要な項目です。
- Dataflow
- データフローの総応答時間とスループット。
- ServiceRuntimeManager.borrow.DataflowName
- 同時要求処理の応答時間 (単位: ミリ秒)。この応答時間は、データフローのプール サイズを変更することによって短縮できる可能性があります。
- RemoteComponent.borrow.RemoteComponentName
- データベース リソースのプール サイズによって直接影響を受けるデータベース リソースのパフォーマンス。この応答時間は、データフローのプール サイズを増加させると長くなる可能性があります。この数値が ½ ミリ秒も増加する場合は、データベース リソースのプール サイズを増加します。
- Stage[StageName]
- 各ステージの応答時間。これにより、他のステージよりも処理にかなり長い時間がかかり、ボトルネックとなっているステージを特定できます。ボトルネックとなっているステージは、既存ステージの機能の実装方法を変更したり、そのステージの実行時インスタンスを増やしたりすることによって解消できる可能性があります。