デフォルトのマッチング方法

マッチャーは、ユーザが設定したグループ化方法 (マッチ グループ) を使用して、重複している可能性のあるレコードのグループを識別します。次に、マッチャーはグループ内の各レコードを調べます。レコードが既存のサスペクトにマッチする場合、そのレコードはサスペクトの重複と見なされ、スコア、コレクション番号、および マッチ レコード タイプ (重複) が割り当てられ、マッチから除外されます。一方、レコードがマッチ グループ内の既存のサスペクトにマッチしなかった場合は、そのレコードが新しいサスペクトとなります。つまり、現在のマッチ グループに追加され、後続のレコードとマッチングできるようになります。現在のマッチ グループ内のすべてのレコードを調べ終わると、マッチャーはすべてのサスペクトをマッチから除外し、マッチ レコード タイプにユニークというラベルを付け、コレクション番号 0 を割り当てます。少なくとも 1 つの重複があるサスペクトのマッチ レコード タイプはサスペクトのままで、マッチした重複レコードと同じコレクション番号が割り当てられます。最後に、マッチ グループ内のすべてのレコードが出力に書き出されます。新しいマッチ グループが比較されます。

注: デフォルトのマッチング方法では、同じマッチ グループ内のレコードのみが比較されます。

Express キーのマッチ結果を候補マッチ スコアに変換する方法は、マッチングのタイプ (Intraflow または Interflow) によって異なります。Interflow マッチングの場合、正常な Express キー マッチは常に 100 マッチスコアを候補に与えます。一方、Intraflow マッチングの場合、Express キー マッチの結果として候補に与えられるスコアは、その候補がマッチするレコードが他のサスペクトのマッチであるかどうかによって異なります。つまり、Express キーがサスペクトの重複であれば、マッチスコアは常に 100 になり、Express キーが他の候補の重複であれば、その候補のマッチスコア (必ずしも 100 ではない) が継承されます。