カルチャー

カルチャーは、カルチャー固有のパーシング グラマーを構成するための主要な概念です。カルチャーを使用すると、さまざまなカルチャーや言語に対して異なるパーシング ルールを作成できます。カルチャーは次の階層になっています。

  • グローバル カルチャー: グローバル カルチャーはカルチャーに依存せず、言語にとらわれません。すべてのカルチャーおよび言語にわたるパーシング グラマーを作成するには、グローバル カルチャーを使用してください。
    • 言語: 言語は、特定のカルチャー/地域ではなく、言語に関連付けられています。例: 英語。
      • カルチャー/地域: カルチャー/地域は、言語と国または地域に関連付けられています。例: 英国の英語、米国の英語。

カルチャー階層において、カルチャー/地域の親は言語であり、言語の親はグローバル カルチャーです。

カルチャー/地域は、親の言語のプロパティを継承します。言語は、グローバル カルチャーのプロパティを継承します。したがって、ある言語を共有する複数の国々で使用するため、その言語でパーシング グラマーを定義することができます。その後、基本となる言語カルチャーと同じ言語を共有しているが、固有の住所指定、名前指定、あるいは他の国または地域的な違いを持つ特定の国または地域用に特殊化されたパーシング グラマーで、その言語のグラマー ルールをオーバーライドすることができます。

カルチャーの継承を使用して、カルチャー コードが割り当てられているが、そのカルチャー コード用のグラマー ルールが定義されていない入力レコードをパースすることもできます。この場合、Open Parser は、グラマー ルールが割り当てられている言語コードを検索します。そのような言語コードが存在しない場合、Open Parser はグローバル カルチャー内で割り当て済みグラマー ルールを検索します。

ドメインエディタは、言語コードとカルチャー コードを組み合わせて使用し、言語とカルチャー/地域をそれぞれ表します。