Name Parser (廃止)

重要: Name Parser ステージは廃止され、今後のリリースではサポートされない可能性があります。名前のパーシングには Open Name Parser を使用してください。

Name Parser は、名前データ フィールドにある個人名、企業名、またはその他の名称を構成要素に分解します。パーシングの処理では、各要素が名前全体に対して持つ関連性が、機能、形式、および構文を基準に解釈されます。パースされたこれらの名前要素は、名前のマッチング、名前の正規化、複数レコード名の統合など、他の自動化処理に使用できます。

名前のパーシングは、次の手順で行われます。

  • 名前が担う機能を示すために、そのエンティティ タイプを特定します。名前エンティティ タイプは、個人名と企業名の 2 つのグループに分かれます。それぞれのグループには、さらに複数のサブグループがあります。
  • パーシングに使う構文を把握するために、名前の形式を特定します。個人名は、通常、自然な (署名) 順序または逆の順序に従います。企業名は、通常、階層型の順序に従います。
  • 名前を構成する各要素が名前全体に占める構文上の関連性を識別するために、要素を特定してラベル付けします。個人名の構文は、敬称、名、ミドルネーム、姓、接尾語、アカウントを示す用語、その他の個人名要素で構成されます。企業名の構文は、メインのテキスト、重要性の低い用語、接頭語、接頭語の対象となる語、接尾語、その他の企業名要素で構成されます。
  • 名前の性別を特定します。指定したカルチャーの情報に基づいて、性別が判断されます。たとえば、"Jean" はフランスでは男性名ですが、米国では女性名です。処理する名前がフランスに由来することがわかっていれば、フランスを性別判断カルチャーとして指定できます。Name Parser では、First Name テーブルと Compound First Names テーブルのデータを使って性別を判断します。名前がテーブルに見つからない場合は、敬称が名前に含まれていれば、Title テーブルを使って性別を判断します。それ以外の場合は、性別は不明とされます。
注: 入力レコードのフィールドに、サポートされるカルチャーの一つが既に設定されている場合は、入力で GenderDeterminationSource フィールドを事前に設定することで、GUI 上の Gender Determination Source を上書きできます。
  • パーサーで行われたパーシング処理の正確性の確信レベルを示すパーシング スコアを割り振ります。