カスタム レポートの使用

重要: カスタム レポートを生成するときには、レポートに使用するファイルを参照するステージが、Spectrum サーバー、または別のファイル サーバーにあることを確認します。Spectrum サーバーは、ローカル ファイルにアクセスして、カスタム レポートを生成することはできません。

Spectrum™ Technology Platform モジュールには、基本レポートに役立つレポートが付属しています。しかし、標準レポートでは対応できないレポート要件がある場合、独自のカスタム レポートを作成してフローに含めることができます。

  1. 任意のレポート設計ツールを使用して、レポート テンプレートを作成します。設計ツールは、JasperReports 形式 (*.jrxml) でレポートをエクスポートできるものでなければなりません。
  2. *.jrxmlファイルを、Spectrum™ Technology Platform サーバーの server\import フォルダにコピーします。

    数秒でレポート テンプレートがシステムにインポートされ、Enterprise Designer で使用可能になります。

  3. Enterprise Designer において、カスタム レポートを追加するジョブを開きます。
  4. ウィンドウ左側の [パレット] の下で [レポート] をクリックします。
  5. カスタム レポートをキャンバスにドラッグします。
  6. 次のいずれかのタスクを実行して、レポートのデータ ソースを指定します。
    オプション説明
    フローの入力に関するレポートを作成する場合 次に示すように、グレーのひし形のレポート ポートを使用して、レポートを作成するソース ステージにレポートを接続します。

    レポートは、フローの入力データを基に処理され、フロー内で発生する処理の影響を受けません。
    フローの出力に関するレポートを作成する場合 次に示すようにグレーのひし形のレポート ポートを使用して、レポートを作成するシンク ステージにレポートを接続します。

    レポートは、フローの出力データを基に処理され、フローがデータに与えた影響を反映したものになります。
    レポート テンプレートに埋め込まれたクエリを使用する場合 レポート テンプレートにおいて、JRXML ファイルの <queryString> 要素の中に SQL クエリが埋め込まれている場合、レポート アイコンをダブルクリックして、[組み込みクエリの使用] ボックスをオンにしてから、クエリに使用するデータベース接続を選択します。
    注: データベース接続を定義する必要がある場合は、Management Console を開き、[リソース][接続] の順に選択します。
    以下に示すように、複数のレポートを 1 つのソースまたはシンクに接続できます。

  7. レポートにユーザ定義パラメータが含まれる場合は、
    1. キャンバス上のレポート アイコンをダブルクリックします。
    2. [パラメータ] タブで、レポートのユーザ定義パラメータに使用する値を指定します。
  8. オプション: 必要な場合は、チャネルを右クリックし、ソースまたはシンクからのフィールドをレポート内のフィールドにマップします。