初めての Screener のインストール

このセクションでは、初めて Spectrum™ Technology Platform をインストールし、スクリプトを実行して Screener モジュールをセットアップする手順を説明します。
  1. Spectrum™ Technology Platform をインストールします。サーバーのインストールについては、『インストール ガイド』の「新しいサーバーのインストール」セクションを参照してください。
    注: モジュールの選択を求められた場合は、次のすべてのモジュールを選択します。
    • Business Steward モジュール
    • Data Integration モジュール
    • Data Hub モジュール
    • Spectrum Screener
    • Universal Addressing モジュール
    • Universal Name、Data Normalization、および Advanced Matching モジュール
  2. Spectrum サーバーを停止し、Data Normalization モジュール データベース ユーティリティを実行します。Advanced Transformer を選択し、入力元フォルダとして次のパスを入力します: <SpectrumLocation>/server/modules/fcc/FCC_Repo/setup/baseTablesOpen Parser および Table Lookup についても、このステップを繰り返します。
    注: データベース ユーティリティの詳細については、『インストール ガイド』の「Advanced Matching モジュール データベースのインストール」セクションを参照してください。
    注: Unix の場合は、基本テーブルをインポートする前にサーバーを停止する必要があります。詳細については、『Unix および Linux のインストール ガイド』の「Data Normalization モジュール データベースのインストール」セクションを参照してください。
  3. Spectrum サーバーを起動し、Spectrum™ Technology Platform のライセンス キーをインポートします。詳細については、『インストール ガイド』のライセンス キーのインストールを参照してください。
  4. Spectrum データセット (UAM-US、UAM-CAN、UAM-INTL、Loqate) の SPD ファイルを、サーバーの次の場所に展開します: <SpectrumLocation>\server\import
    注: インポート ディレクトリに SPD を展開しない場合、つまり SPD ファイルがない場合、セットアップ スクリプト実行中に、各データベースのベース パスを指定するように求められます。以下の手順 8 を参照してください。
  5. セットアップ スクリプトを実行する前に、次の前提条件を満たしていることを確認します。
    • JDK 8 以上がインストールされ、JAVA_HOME 環境変数が適切に設定されていること。
    • Windows システムの場合、Powershell とその他のコマンド (C:/Windows/System32 にある xcopy や findstr など) が正常に動作すること。
      注: Windows のコマンド・プロンプトで次のコマンドを入力します。内部コマンドまたは外部コマンドとして認識されていませんというエラーが表示された場合は、Powershell (C:\Windows\System32\WindowsPowerShell\<versionNo>) のパスおよび System32 (C:\Windows\System32) のパスを Path 環境変数に追加します。
  6. <SpectrumLocation>/server/modules/fcc/FCC_Repo/setup/cli にある、screener_setup_win.txt (Windows システムの場合) ファイル、screener_setup.txt (Unix システムの場合は) ファイルの、以下の設定可能なプロパティをセットアップします。
    1. host: セットアップする必要がある Spectrum™ Technology Platform サーバーが実行されているマシン。
    2. port:Spectrum™ Technology Platform が実行されているポート。
    3. user:Spectrum™ Technology Platform ユーザ (管理ユーザである必要があります)
    4. password:Spectrum™ Technology Platform パスワード
  7. セットアップ スクリプトを実行します (Windows システムの場合は ScreenerSetup.bat、Unix システムの場合は ScreenerSetup.sh)。
    注: Solaris および AIX プラットフォームでは、自動化されたスクリプトはサポートされていません。この場合は、手動でのみ Screener のセットアップをインストールできます。
    • Windows システムの場合:
      1. 管理者としてコマンド プロンプトを実行します
      2. スクリプトのあるディレクトリ (<SpectrumLocation>\server\modules\fcc) に移動します
      3. スクリプトを実行します
    • Unix システムの場合:
      1. スクリプトが配置されている次のフォルダに移動します: <SpectrumLocation>\server\modules\fcc
      2. スクリプトを右クリックし、[管理者として実行] をクリックします。

    スクリプトは次のタスクを実行します。

    1. カスタム テーブルおよび Open Parser ドメインをインストールします
    2. マッチ ルールおよびフローをインストールします
    3. データベース リソースを作成します
    4. ハブ メタデータ モデルを作成します
    5. リストおよびパーティ検索インデックスを作成します
    6. フローを実行し、ハブ FCC_METADATA モデルを、Screener の実行に必要な基本データとともにロードします
      注: Unix のスクリプトを実行するには、適切な権限が必要です。
  8. Spectrum データセット SPD をまだ展開していない場合は、スクリプトにより SPD の展開を求められます。SPD がない場合は、代わりに基本 DB のパスを入力します。例を次に示します。
    "LOQATE folder not found."
    No Vintage found for LOQATE. 
    Enter base DB path for LOQATE or deploy the SPD and copy the exact vintage name here:
  9. データセット タイプに対して複数のヴィンテージがインストールされている場合、スクリプトによりヴィンテージ名が個数とともに一覧表示され、使用する正確なヴィンテージ名を入力するよう求められます。
    "C:\Program Files \Pitney Bowes\Spectrum\Server\ref-data\Universal_Addressing_Module
    \icp\UAM-INTL-FRN_JAN2019_FR\UAM-INTL-FRN\metadata.json"
    "VINTAGE NAMES" - JAN2019_FR JUN2018
    VINTAGE COUNT 2
    2 VINTAGE for UAM INTL - JAN2019_FR JUN2018 
  10. Screener セキュア エンティティ マネージャの呼び出し: リストタイプリストパーティ グループのようなセキュア エンティティとの同期をとるには、以下の手順で Screener セキュア エンティティ マネージャJMX コンソールから呼び出します。
    1. http://server:port/jmx-console にアクセスします。

      ここで server は、Spectrum™ Technology Platform サーバーの名前または IP アドレスで、port は HTTP ポートです。デフォルトの HTTP ポートは 8080 です。

    2. 自分の資格情報でログインします。
    3. Screener セキュア エンティティ マネージャを探し、次の ScreenerSecuredEntityManager のリンクをクリックします: com.pb.spectrum.fcc.security.ws:manager=ScreenerSecuredEntityManager[Screener セキュア エンティティ マネージャ] ページが表示されます。
    4. 表示されたすべての操作の中から、[refreshSecuredEntities] 操作を呼び出します。
    5. 呼び出し成功 のメッセージが表示されたら、ページを閉じます。
  11. Management Console を使用したメール サーバーの設定: これは Screener がメール アラートを送信できるようにするために必須の設定です。設定手順については、『管理ガイド』の「メール サーバーの設定」セクションを参照してください。
    注: ファイルによるリストの取り込みの通知を受け取るユーザをマッピングするには、<Spectrum_Installation_Location>\server\modules\fcc のパスにある fcc.properties file に移動して、fcc.spectrum.list.ingestion.email.roles.configurable プロパティでユーザをマッピングします。