検索インデックスの移行

リリース 2018.2 からリリース 2019.1 にアップグレードする場合は、Elasticsearch の検索インデックスがアップグレード処理の際にリリース 2019.1 に移行されます。

重要: 検索インデックスを移行するには、サーバーが起動して稼働している必要があります。
12.2.1 以前のバージョンからリリース 2019.1 にアップグレードする場合は、Elasticsearch のインデックスをリリース 2019.1 に移行するために、アップグレードの一環として、手動の処理を別途実行する必要があります。この処理により、最新バージョンの Elasticsearch との互換性が維持されます。この処理を行うために、以下のスクリプトが用意されています。
  • export
  • delete-all-indexes
  • import
注: リリース 2018.2 から 2019.1 へのアップグレードを行う場合、これらの手順を実行する必要はありません。2018.2 のインデックス情報は、アップグレードの一環として 2019.1 に伝えられます。
下記のコマンド パラメータを使用して、以下の手順を実行します。
表 1. インデックス コマンドのパラメータ
コマンド パラメータ 説明 デフォルト値
-b value オプション - 1 つのバッチ内のレコード数 import = 1_000

export = 25_000

-e path Spectrum インデックスのエクスポート先またはインポート元へのフル パス
-f value オプション - 各ファイル内のレコード数 100_000
-h value オプション - 同時スレッドの数 4
-o operation 操作: exp (エクスポート)、imp (インポート)、または del (削除)
-p filename オプション - デフォルトのオーバーライド インデックス接続プロパティが含まれているオーバーライド プロパティ ファイル
-r value オプション - インデックス レポートのプロファイリングのためのバッチ サイズ 500
-s path Spectrum のインストール場所へのフル パス: /server/index/repository の各ディレクトリが存在するディレクトリ
-t value オプション - エクスポート接続のタイムアウト (分単位) 5
スクリプト (*.bat や *.sh) または upgrade-index.jar ファイルを使ってインポート/エクスポートを実行できます。
  • スクリプトによる方法を使ってインポート/エクスポートを行う場合、–o パラメータは暗黙的に使用されるので指定する必要はありません。
  • スクリプトによるインポート/エクスポートを行わない場合は、次のように指定します。 javaLocation -jar upgrade-index.jar
  1. 2019.1 へのアップグレードを行う前にインデックスをエクスポートします。
    export.sh –e backuplocation –s spectruminstalllocation
  2. インデックスを削除します。
    delete-all-indexes.sh –e backuplocation –s spectruminstalllocation
  3. Spectrum™ Technology Platform のリリース 2019.1 へのアップグレード
  4. アップグレード後にインデックスを 2019.1 にインポートします。
    import.sh -e backuplocation –s spectruminstalllocation