パラメータ機能を使用したモデルのクエリ

パラメータ機能を使用すると、URL で提供される情報に基づいて、Data Hub Visualization 内のモデルに対するクエリを実行できます。モデルの名前とクエリ パラメータの 1 つ、および値を入力することで、モデルに対する従来のクエリ手順を回避できます。

この機能は、モデル全体またはその特定部分を共有したいが、情報にアクセスするためのすべての手順を、受信者が実行しなくても済むようにしたい場合に便利です。URL (サーバーのアドレス、モデル名、およびこれらのパラメータ) を提供することにより、受信者は共有データに直接アクセスできるようになります。

パラメータ機能を使用すると、保存済みクエリや自然言語クエリを実行できます。この機能は Data Hub Visualization キャンバスやマップで利用できます。

注: ブラウザのアドレス バーに入力したクエリは URL エンコードになります。モデルを変更したりクエリを入力したりすると、アドレス バーの URL がその操作に応じて更新されます。これにより、アドレス バーからモデルを開き、クエリを実行し、コピーすることができます。

保存されたクエリ

保存済みクエリは、?query パラメータとオプションの input パラメータを使用して実行されます。

  1. Spectrum™ Technology Platform サーバーが実行されていることを確認します。
  2. Web ブラウザを開きます。
  3. ブラウザのアドレス バーに次のように入力します。

    http://servername:port/hub-visualization/#/modelname/view/canvas?query=queryname

例えば、サーバーの名前が "myserver" で、デフォルトの HTTP ポート 8080 を使用しており、米国南西部の保険金請求データを含むモデルの名前が "Fraud"で、"California" という保存済みのクエリがある場合は、次のように入力します。

http://myserver:8080/hub-visualization/#/Fraud/view/canvas?query=California

クエリの設定に基づき、ZIP Code が "9" で始まるすべての医師エンティティが返されるとします。特定の ZIP Code が、フィールドに基づくオプションの入力値としてクエリに含まれています。ここでは、"ZIP" フィールドの値が "9" で始まるエンティティが返されます。

input パラメータを名前/値ペアの JSON 配列とともに次の形式で使用して、このデータを渡すことができます。

input=[{"name":fieldname,"value":searchfieldname}]

例えば、ロサンゼルス郊外のハモサ ビーチにクエリを絞りたい場合は、次のように入力します。

http://myserver:8080/hub-visualization/#/Fraud/view/canvas?query=California&input=[{"name":"ZIP", "value":<"90254"}]

注:

日付や時刻を含むクエリを入力する場合は、次のようなネイティブ形式で指定する必要があります。

  • Date: YYYY-MM-DD
  • Time: HH-MM-SS
  • DateTime: YYYY-MM-DDTHH:MM:SS

自然言語クエリ

自然言語クエリは、?search パラメータを使用して実行されます。

  1. Spectrum™ Technology Platform サーバーが実行されていることを確認します。
  2. Web ブラウザを開きます。
  3. アドレス バーに次のように入力します。

    http://servername:port/hub-visualization/#/modelname/view/canvas?search=searchstring

例えば、サーバーの名前が "myserver" で、デフォルトの HTTP ポート 8080 を使用している場合、保険金請求データを含む "Fraud" というモデルを開き、モデル内の病院のリストを表示するには、次のように入力します。

http://myserver:8080/hub-visualization/#/Fraud/view/canvas?search=hospital