[フィールド] タブ

[フィールド] タブでは、戻り値として取得してデータフローの出力に含めるフィールドを指定できます。カスタム スクリプトを作成する場合は、フィールドを追加、変更、または削除できます。クエリ ビルダを使用している場合、フィールドには値が設定されますが、自動設定されたエンティティおよび関連性の名前とプロパティを変更できます。
  1. クエリを [クエリ] タブで作成します。
    注: このステップを実行するのは、[フィールド] タブへの入力前でも入力後でもかまいません。
  2. [フィールド] タブをクリックします。
  3. [追加] をクリックして、[入力フィールドを追加] ダイアログ ボックスを表示します。
  4. [フィールド] ドロップダウン ボックスと [追加] ボタンを使用して、モデル内のクエリの対象となるフィールドを選択します。選択できるフィールドは、データフローの入力ステージで割り当てたフィールドによって異なります。Spectrum は、基本的なデータ タイプと複合的なデータ タイプの両方をサポートしています。入力ファイルの階層構造の深部にあるフィールドをクエリで使用できます。
  5. 入力フィールドの追加を完了したら、[閉じる] をクリックします。
  6. [追加] をクリックして、[出力フィールドを追加] ダイアログ ボックスを開きます。
  7. 追加したい出力フィールドのタイプを [タイプ] ドロップダウン ボックスから選択します。次のデータ タイプがサポートされています。
    データ タイプ 説明
    boolean true と false の 2 つの値を持つ論理タイプ。
    double

    正と負の倍精度数を含む数値データ タイプ。値の範囲は、2-1074 ~ (2-2-52)×21023。指数表記すると、値の範囲は、4.9E-324 ~ 1.7976931348623157E308 となります。指数表記については、次のサイトを参照してください。

    http://en.wikipedia.org/wiki/Scientific_notation#E_notation

    relationships
    エンティティ間のリンク。そこで他のエンティティと共有される要因。このタイプの出力フィールドを選ぶと、フィールドの名前を変更したり、出力にどの関連性を含めるかを決めたりすることができます。Gremlin スクリプトに、関連性のリストを取得して、データ タイプを設定するコマンドを含める必要があります。次に、例を示します。
    data["Variants"]=g.idx('entities')[['Name':name]].bothE
    注: このようにして出力フィールドを作成した場合、Query Hub はスキーマを自動的に設定します。
    float

    正と負の単精度数を含む数値データ タイプ。値の範囲は、2-149 ~ (2-223)×2127。指数表記すると、値の範囲は、1.4E-45 ~ 3.4028235E38 となります。指数表記については、次のサイトを参照してください。

    http://en.wikipedia.org/wiki/Scientific_notation#E_notation

    integer 正と負の整数を含む数値データ タイプ。値の範囲は、-231 (-2,147,483,648) ~ 231-1 (2,147,483,647)。
    long 正と負の自然数を含む数値データ タイプ。値の範囲は、-263 (-9,223,372,036,854,775,808) ~ 263-1 (9,223,372,036,854,775,807)。
    entities
    特定すべき関連性を持つ個々のエンティティ。このタイプの出力フィールドを選択すると、フィールドの名前を変更したり、出力にどのエンティティを含めるかを決めたりすることができます。Gremlin スクリプトに、エンティティ (すなわち、頂点) のリストを取得してデータ タイプを設定するコマンドを含める必要があります。次に例を示します。
    data["Variants"]=g.idx('entities')[['Name':name]].both
    注: このようにして出力フィールドを作成した場合、Query Hub はスキーマを自動的に設定します。
    string 文字シーケンス。
    必要なら、新しいユーザ定義のカスタム データ タイプを追加することもできます。データ タイプに関しては、定義済みの任意のデータ タイプのリストを新しいタイプとすることができます (とはいえ、string、double、integer、long、float、Boolean の各タイプについては、データ タイプをドロップダウン ボックスから選択し、[リスト] チェック ボックスをクリックするだけです)。モデル内のエンティティや関連性に基づいて出力フィールドを選択することもできます。このようにして出力フィールドを作成した場合、Query Hub はスキーマを自動的に設定します。また、エンティティや関連性を Gremlin から取得し、ループを作成して反復的に処理する場合もあります。こうしてフィールドの子レベルの行を作成し、データを割り当てていきます。

  8. 追加したい出力フィールドの名前を [名前] フィールドで指定します。
  9. リスト形式のカスタム データ タイプを作成した場合は、[リスト] チェック ボックスをクリックします。
  10. 出力フィールドの追加が完了したら、[閉じる] をクリックします。
  11. [OK] をクリックします。