出力

Split Entity ステージは、2 つの出力ポートを持つことができ、さまざまなシンク ステージを接続できます。一方のシンクで、正しく分割されたエンティティとそのプロパティのデータを取得し、もう一方で、分割されなかったレコードのデータを収集します。このポートをエラー ポートといいます。このポートからシンク ステージに送られるレコードは形式に誤りがあると考えられます。

形式に誤りのあるレコードをキャプチャすることは、そのレコードに関する問題を特定するのに役立ちます。シンク ステージをエラー ポートに接続すると、作成される出力ファイルには、両方の入力ファイルのフィールドの上位集合が含まれます。レコードの処理に失敗した理由を示す理由フィールドも含まれます。したがって、例えばエンティティの入力ファイルにタイプ、ID、および場所のフィールドが含まれ、関連性の入力ファイルにタイプ、ID、およびラベルのフィールドが含まれる場合、出力ファイルには理由、タイプ、ID、場所、およびラベルのフィールドが含まれます。

レコードの処理が失敗する理由としては、次のようなものが考えられます。
  • ID フィールドの値が空である。
  • 入力された ID によって、選択されたモデルからエンティティが 1 つも返されなかった。
  • 入力された ID とタイプの組み合わせによって、選択されたモデルからエンティティが 1 つも返されなかった。
  • ID とタイプの入力形式が正しくない (正しい入力形式は TYPE_VALUE:ID_VALUE)。