エンティティ プロファイル レポートの使用

エンティティ プロファイル レポートによって、特定のエンティティに関連付けられているすべてのデータを 1 カ所に集めることができます。エンティティ プロファイル レポートの情報には、次のものが含まれます。
  • エンティティのラベル (通常はエンティティ名)
  • エンティティのタイプ ("人物" や "イベント" など)
  • そのエンティティに接続されている関連性の総数
  • そのエンティティに結び付けられている各プロパティのリストとその値。例えば、"緯度" プロパティの値は "23.424076" になります。
  • 入る方向の各関連性のリスト、およびその関連性のソース、関連性ラベル、ターゲット。このリストでは、ターゲットは常にレポートの基となるエンティティになります。例えば、保険金詐欺の特定に使用されるモデルでは、ソースである人名、"is_patient_of" という関連性、および "Dr. Smith" というターゲットを持つエントリがこのリストに表示されます。
  • 出る方向の各関連性のリスト、およびその関連性のソース、関連性ラベル、ターゲット。このリストでは、ソースは常にレポートの基となるエンティティになります。
  • そのエンティティとその関連性に対する変更履歴。
    注: この情報は、履歴機能が有効化されている場合のみ返されます。履歴機能を有効にするには、
    1. ファイル <Spectrum™ Technology Platform install path>/server/modules/hub/hub.properties を開きます。
    2. hub audit history の行のコメントを外し、hub.audit_history=true のように "true" を設定します。
    3. Spectrum Technology Platform サーバーを再起動します。
    履歴機能では、データをバージョン番号でグループ化して新しいものから順に示し、各バージョンに日付/時刻のスタンプを付与します。また、変更を加えたユーザ名も示します。さらに、任意の変更に対して以下の詳細情報を表示します。
    • 操作 — 実行された操作。追加、変更、または削除。エンティティを削除する場合は、それがモデルに再度追加される場合のみその操作が表示されることに注意してください。ただし、関連性またはプロパティを削除する場合は、それらの削除操作が履歴に表示されます。
    • タイプ — 変更されたコンポーネント。プロパティまたは関連性。
    • 名前 — 変更されたものの名前。プロパティの場合は、変更されたプロパティの ID になります。関連性が変更されたエンティティの場合は、ソースとターゲットの ID と関連性の名前になります。例えば、保険金詐欺データに対して、関連性に関する何らかの変更を加えてから、その関連性に結び付けられているいずれかのエンティティの履歴を表示すると、"Provider:Dr.John Smith=>Treated=>Patient:Jane Doe" のように表示されます。
    • — 入力された新しい値 (存在する場合)
    • 以前の値 — 変更前の値 (存在する場合)

エンティティ プロファイル レポートを生成するには、モデル内のエンティティを選択し、そのエンティティを右クリックして、コンテキスト メニューから [エンティティ プロファイル レポート] を選択するだけです。レポートがモデルの上部に表示されます。ページをスクロールするには矢印を使用します。レポートのタブを右クリックし、該当するオプションを選択することによって、レポートをドッキング可能にしたり、フローティングにしたりすることができます。レポートを印刷したり、PDF 形式で保存することもできます。

レポートを閉じるには、レポートのタブを右クリックして、[非表示] を選択します。
注: このオプションを選択した場合、レポートは削除されます。再度表示するには、レポートを再生成する必要があります。