フィルタの使用

Relationship Analysis Client の [フィルタ] セクションでは、選択したエンティティまたは関連性をキャンバスから非表示にできます。選択フィルタとタイプ フィルタを使用して、無関係な要素 (そのプロパティが要件を満たさない要素や、そのデータが当面の関心の対象から外れている要素) を消去することができます。これらのフィルタを使用すると、後に残された要素の間に重要な関連性が見つかることがあります。時間フィルタは、特定のタイム フレーム内のデータ セグメントをキャプチャします。これでネットワークの活動状況の時間的な変化を比較できます。数値フィルタは、プロパティの値が指定の範囲に入るデータをキャプチャします。例えば、保険金請求に関する情報を含むデータに "NumberOfVisits" というフィールドがあり、これは医者が特定の患者の治療で請求を行った回数を示しているとき、ここでの関連性がモデルにどう反映するかを見てみます。訪問回数が 10 回を超える事例を分離する場合は、このフィールドでデータをフィルタリングし、その最小値を 10 に設定します。これで NuberOfVisits フィールドの値が 10 より小さいという関連性は除外されます。
注: エンティティをフィルタリングすると、すべての接続関連性もフィルタリングされます。関連性をフィルタリングしても、その接続エンティティはフィルタリングされません