複数ビューの使用

Relationship Analysis Client では、同じモデルの複数のビューを作成できます。同様に、複数のビューを使用して、同じモデルの異なるパーツを比較できます。これにより、最初のモデルの一貫性を保ちながらモデル データを操作できます。複数のビューを切り替えながらモデルを比較することで、可能な関連性を特定する、特定のタイプのイベント (例えば、特定の国へのフライトなど) が特定の日時にどの頻度で起こるか確かめる、レイアウトをいろいろ変えて同じデータを検討する、等々のことが可能になります。

モデルの追加ビューを作成するには、グラフ ペインで [新規ビュー] をクリックします。新しいタブに、同じモデルが "ビュー 1" という名前で開きます。このビューで、元のモデルと同じようにデータを操作できます。元のモデルまたはモデルの別のビューに変更を加えた後に、そのタブをクリックしてビューを前面に移動すると、そのたびに周囲のペインが更新されることに気付きます。この更新はそのビューの情報に基づいて行われます。

エンティティや関連性を追加または削除するか、加重として使われている関連性プロパティを変更すると、モデルの中心性尺度の扱いに変化が生じます。複数のビューを作成し、その後の方のビューでモデルに変更を加えることで中心性のアルゴリズムを再実行させると、変更がモデルにどう影響するかを確認できます。例えば、オサマ・ビンラディンがテロリズム モデルの特に中心的なエンティティだったとして、彼をこのモデルから取り除けば、もう特別に中心的なエンティティでなくなるのは明らかです。前のビューでは人目を引かなかった別のプライマリ エンティティが発見される可能性もあります。複数のビューを使用すると、元のモデルをそのままにしながらこうした変更を行い、シナリオをいろいろ切り替えて調べることができます。

中心性尺度の詳細については、ここ をクリックしてください。