[モデル モニター] タブ

Relationship Analysis Client ツールでは、特定の条件を満たすデータに変更がないか、モデルを監視して調べることができます。エンティティまたは関連性に対して、監視を設定できます。

エンティティ モニターの条件はエンティティ プロパティに基づいていて、リテラルまたは絶対値に対して評価されます。例えば、 "Nationality" というプロパティに対して条件を設定し、エンティティの国籍が "Canadian" のときにサービスを実行することができます。

関連性モニターの条件は、関連性プロパティと、その関連性に接続されたソースとターゲットのエンティティのプロパティに基づいています。エンティティ モニターの場合と同様に、これらのプロパティはリテラルに対して評価されますが、プロパティ自体に対しても評価できます。例えば、関連性プロパティがソースまたはターゲットのエンティティの同じプロパティと等しい場合を探す条件を設定できます。同様に、ソース エンティティのプロパティがターゲット エンティティの同じプロパティと等しい場合を探す条件を設定できます。

監視を実施するためには、特定の名前をモニタに割り当て、アクションを行わせたい条件を設定し、さらに電子メール通知か、サービスのアクティベーションをセットアップする必要があります。
注: 電子メールアクションモニタを作成する前に、まず Management Console で 通知 をセットアップしなければなりません。

モニタを追加する手順は次のとおりです。

  1. [追加] をクリックし、エンティティ モニターと関連性モニターのどちらを作成するかを選択します。
  2. 作成するモニタの [名前] を入力します。
  3. この時点でモニターを起動しない場合は、[有効] チェックボックスをオフにします。起動する場合は、オンのままにしておきます。モニターは、作成や変更したときだけでなく、いつでも有効化および無効化できます。
  4. [条件を追加] をクリックして、処理を実行するシナリオを作成します。
    1. 関連性モニターを作成する場合は、ソース タイプ ([プロパティ]、[ソース エンティティ]、または [ターゲット エンティティ]) を選択します。
    2. 監視するデータのプロパティを選択します。
    3. 条件の作成に使うオペランドを選択します。
    4. 電子メールまたはサービスを起動する値を入力します。監視するプロパティが date、time、または datetime 型で、オペランドとして "増" または "減" を選択した場合、このフィールドの値は次の変数を単独で、またはスペースで区切って組み合わせて使用して、期間を表す必要があります。"y" は年、"w" は週、"d" は日、"h" は時間、"m" は分、"s" は秒を表します。例えば、10/05/13 という値を持つ date フィールドがあり、日付が 12/19/13 になったときにアクティブになるように条件を設定する場合は、"2m 2w" と入力します。あるいは、3:00:00 PM という値を持つ time フィールドがあり、時刻が 11:00:00 PM になったときにアクティブになるように条件を設定する場合は、"8h" と入力します。また、04/18/12 10:30:00 AM という値を持つ datetime フィールドがあり、日付が 10/28/13 に、時刻が 4:00:00 PM になったときにアクティブになるように条件を設定する場合は、"1y 6m 2w 3d 5h 30m" と入力します。
    5. モデル データの評価時にモニタに大文字と小文字を区別させない場合は、[大文字と小文字を区別しない] チェック ボックスをクリックします。
  5. ステップ 5 を繰り返して、他の条件を追加します。優先順位を変更するために条件を上または下へ移動させるには、条件を選択して上矢印または下矢印を使用します。
  6. [アクション] で、[追加] をクリックし、実行するアクションの種類を選択します。
  7. 電子メール アクションまたは サービス アクションの作成に必要な手順を実行します。
  8. 保存済みの値を使用するサービス アクションを作成する場合は、[トランザクション終了後にアクションを実行する] をオンにします。モニターをトリガするアクションがモニターに結び付けられていない場合は、[アクションを非同期に実行する] をオンにして、呼び出しプロセスが完了したら戻れるようにし、モニターが非同期に並列で実行されるようにします。