距離ベースの操作のパフォーマンスの向上

PGD インデックス ファイルは、TAB ファイル セットを補足するファイルであり、ネイティブ、ネイティブ拡張 (NativeX)、およびシームレス TAB で GSB ファイルに匹敵するパフォーマンスを発揮することができます。ラインとポリゴンを含むネイティブ データセットに対する、特定の距離ベースの操作のパフォーマンスを向上させるために、この特殊なインデックス ファイルを作成する、PGD Builder というコマンドライン ユーティリティが用意されています。PGD Builder を使用して作成したインデックスは、ラインとリージョンに基づくデータを検索していて、以下を使用している場合に有効です。
  • Point in Polygon ステージで、距離を含める場合
  • Find Nearest ステージで、(距離を含めるかどうかにかかわらず) 入力がポイントである場合
  • Feature サービスの SearchNearest 操作で、入力ポイントと、ラインまたはポリゴンの検索テーブルを使用する場合
PGD Builder ユーティリティは、ようこそページの [Spectrum Spatial] セクションにある、[ユーティリティ] タブの [PGD Builder] からダウンロードできます。ドキュメントへのリンクも、ようこそページのユーティリティ ダウンロード リンクの横にあります。
注: PGD ファイルは、TAB 用の .MAP ファイルの 5 ~ 6 倍のサイズになります。1 つの TAB ファイルに対して 1 つの PGD ファイルが生成されます。ただし、シームレス TAB の場合は、各サブ TAB に対して PGD ファイルが作成されます。

また、TAB 内のデータを変更すると (行の追加や削除、または、TAB の MAP 部分のジオメトリの変更)、PGD ファイルはシステムによって使用されなくなります。警告が有効である場合は (「Spatial のログ」を参照)、有効期限切れの PGD ファイルに関するメッセージが、wrapper.log、または、Spatial のログ用に設定されたログ ファイルがある場合はそれに表示されます。メッセージが表示された場合は、更新された TAB ファイルに対する PGD を再生成する必要があります。