ACL プロパティの管理

起動に時間がかかり、アクセス制御リスト (ACL) が不要なチェックを行うのを避けるために、必要に応じて、spatial.security.acl.enable プロパティと spatial.security.acl.check プロパティを true または false に設定できます。このようにすると、これらのチェックを実行するかしないかを制御できます。これらのプロパティは、%Spectrum%\server\modules\spatial\java.properties に配置されています。
注: プロパティの変更後に、 サーバーを再起動する必要があります。
次は、これらの新しいプロパティの説明です。
  • spatial.security.acl.enable: システム管理者が Spatial リポジトリ内の名前付きリソースに対して権限を使用しない場合は、このプロパティを false に設定して ACL チェックを無効にすることができます。すべてのユーザがすべての名前付きリソースに完全な権限を持つので、このプロパティを false に設定すると、起動時に行われる Spatial リポジトリとアクセス制御データベースとの一貫性チェックがスキップされます。これにより、処理が速くなります。

  • spatial.security.acl.check: システムの起動時に Spatial は一貫性チェックを実行します。Spatial リポジトリに含まれる名前付きリソースの数が多いと、このチェックに時間がかかります。管理者は、このプロパティを false に設定して、このチェックをスキップし、サーバーの起動時間を縮めることができます。