Spectrum™ Technology Platform を Linux サービスとして実行する方法

この手順は、Spectrum™ Technology Platform を Linux サービスとして実行する方法を説明しています。

  1. 提供されている pbspectrum スクリプト (PBSpectrum スクリプト にあります) を変更します。
    1. 5 行目の chkconfig パラメータを変更します。このパラメータのデフォルトは # chkconfig: 35 90 10 です。

      1 番目の値 (35) はランレベルです。詳細については、'man init' を使用してください。

      2 番目の値 (90) は起動の優先順位です。

      3 番目の値 (10) は停止の優先順位です。

      起動と停止の優先順位は、依存関係にあるサービスに応じて設定します。例えば、同じコンピュータで実行される Oracle サーバーを Spectrum™ Technology Platform で使用する場合、Spectrum™ Technology Platform の起動の優先順位を Oracle サービスより低く、停止の優先順位を Oracle サービスより高くする必要があります。詳細については、'man chkconfig' を使用してください。

    2. 11 行目の SPECTRUM_ROOT 変数を Spectrum™ Technology Platform のインストール ディレクトリに変更します。
    3. SUSE Linux を使用している場合は、デフォルトの優先ユーザを su から runuserに変更する必要があります。
  2. 変更した pbspectrum スクリプトを、RedHat Linux の場合は /etc/rc.d/init.d に、Suse Linux の場合は /etc/init.d にコピーします。
  3. pbspectrum スクリプトのモードを実行可能に変更します。/etc/rc.d/init.dRedHat Linux の場合は 、Suse Linux の場合は /etc/init.d です。

    使用する Linux のバージョンによっては cd /etc/init.d または cd /etc/rc.d/init.d の場合もあります。

    chmod +x pbspectrum

  4. chkconfig --add pbspectrum
  5. コンピュータを再起動してスクリプトの動作を確認します。シェルから再起動するには、shutdown -r now を使用します。

完了後は、次の操作も利用できます。

  • service pbspectrum start で Spatial Server を起動する
  • service pbspectrum stop で Spatial Server を停止する
  • service pbspectrum restart で Spatial Server を再起動する
注: 提供されているスクリプトで実行される 'ulimit -n 8192' コマンドは、Linux でオープン ファイルの数を増加させるために必要なコマンドです。