測地系変換用の精度ファイルの無効化

Spectrum Spatial は、より正確な座標シフトに役立つアルゴリズムを用いることによって、特定の測地系の間の変換をサポートします。Spectrum のインストール場所\server\app\types ディレクトリにある測地系変換ごとに、これらのアルゴリズムを含む個別の jar ファイルがデフォルトでインストールされます。

  • midev-core-coordsys-irishtm-バージョン番号-onprem.jar (アイルランドの横メルカトル図法用)
  • midev-core-coordsys-jgd2000-バージョン番号-onprem.jar (更新バージョンである JGD2011 も有効にします) (日本の測地系用)
  • midev-core-coordsys-nadcon-バージョン番号-onprem.jar (米国 Nad27-Nad83 用)
  • midev-core-coordsys-ntv2-バージョン番号-onprem.jar (NTV2 用、多数の国の複数の変換を含む)
    注: この jar に含まれる XML ファイルによって、使用される変換が制御されます。そのファイルの中の特定の変換を無効にするには、サーバーを停止し、jar ファイルからその XML ファイルを取り出します。エディターを使用して、無効にする各変換のエントリに "false" を設定します。編集した XML ファイルを jar ファイルに追加し直して、サーバーを再起動します。
  • midev-core-coordsys-rgf93-バージョン番号-onprem.jar (フランスのランベルト変換用)

デフォルトで、これらすべての jar ファイルがロードされますが、それらを使用すると一部の操作のパフォーマンスが低下する可能性があります。これらの変換は、場合によって無効にすることができます。例えば、特定のタイプの変換が不要な場合 (日本の測地系を変換する必要がない場合など) や、ズーム レベルが低くて精度よりもパフォーマンスが高い方がメリットがある場合などです。

特定の変換を無効にするには

  1. サーバーを停止します。
  2. ディレクトリから jar ファイルを削除します。または、jar ファイルを別の拡張子 ( .jar~ など) に変更して、読み込みから除外することもできます。
  3. ‎サーバーを再起動します。