プロキシのインストール
Spectrum™ Technology Platform には、Java Servlet コンテナ (2.4 以上) 用と IIS (.NET) 用の 2 つのプロキシ実装が付属しています。どちらのプロキシをインストールするかを決めてから、インストールが正常に完了したかどうかを確認します。
Java Servlet プロキシ
Java Servlet プロキシをインストールするには
- Spectrum™ Technology Platform インストールの
http://hostname:port/managers/PlatformConfiguration/Exports/riaproxy.war
からプロキシ バイナリをダウンロードします。 - WAR ファイルを任意の Web アプリケーション サーバーに展開します。WAR ファイルの展開方法の詳細については、アプリケーション サーバーのドキュメントを参照してください。Apache Tomcat を使用する場合は、WAR ファイルを %CATALINA_HOME%\webapps ディレクトリにコピーします。自動アプリケーション展開が有効になっていて、WAR ファイル名をそのままにしていれば、デフォルトのコンテキスト パス riaproxy の下でプロキシが使用可能になります。 注: プロキシを異なるコンテキスト パスの下に展開する場合は、Web アプリケーションにプロキシへのパスを定義するステップで、必ず正しい値を指定してください。このステップについては当該セクションで定義されています: プロキシへのパスを定義する
- プロキシがインストールされたら、信頼できるベース URL を設定します。この値で開始していない URL は、プロキシによって中継されません。これは、プロキシが悪用されて、JavaScript API が求めるドメイン以外のドメインからリソースが要求されることを防ぐ上で必要です。これを設定するには、次の手順を実行します。
- ..\riaproxy\WEB-INF フォルダ (C:\apache-tomcat-7.0.39\webapps\riaproxy\WEB-INF など) にある proxy.properties ファイルを開きます。
- trusted.base.url プロパティの値を http://servername に設定します。ここで、servername は JavaScript API がインストールされているホスト名のプレースホルダーです。例えば、trusted.base.url=http://localhost:8080 とします。
- プロキシ アプリケーションを再起動します。
- HTTP ベーシック認証を有効にするには、proxy.properties ファイルに以下のプロパティを設定します。username と password は、プロキシで使用される実際のログイン資格情報で置き換えます。
- auth.type=basic
- anonymous_username=username
- anonymous_password=password
注: これによって、JavaScript API サーバー側コンポーネントに対する HTTP ベーシック認証がクライアントに代わって実行されます。ただし、クライアントに対して透過的に実行されます。クライアントによるプロキシへのリクエストは保護されず、必要に応じて追加手順を実行する必要があります。詳細については、アプリケーション サーバーのドキュメントを参照してください。 - トークン認証を有効にするには、proxy.properties ファイルに以下のプロパティを設定します。username と password は、プロキシで使用される実際のログイン資格情報で置き換えます。
- auth.type=token
- token_url=<認証サーバー ドメイン> (例えば、http://localhost:8080)
- anonymous_username=<認証サーバー ユーザ名>
- anonymous_password = <認証サーバー パスワード>
IIS プロキシ
IIS プロキシには IIS7 以降が必要です。管理者権限で管理者モードで実行する必要があります。
IIS プロキシをインストールするには
- Spectrum™ Technology Platform インストールの
http://hostname:port/managers/PlatformConfiguration/Exports/riaProxy.zip
からプロキシ バイナリをダウンロードします。 - ファイルを解凍して setup.exe を実行し、プロキシを IIS にインストールします。インストール中に、WebSetup ダイアログではデフォルトの Web サイトが選択されますが、ユーザが任意の Web サイトを選択することも可能です。WAR ファイルの展開方法の詳細については、アプリケーション サーバーのドキュメントを参照してください。 注: IIS プロキシの設定は、ベース URL と認証を設定する必要があるという点では Java Servlet プロキシと同じです。唯一の違いは、設定ファイルが …\ProxyService\Web.config にあることです。Web.config ファイルは XML ファイルで、設定プロパティはファイルの <appSettings> 要素の内側にネストされた <add> 要素によって設定します。例えば、<add key=”trusted.base.url” value=http://localhost:8080 とします。
検証
プロキシをインストールして、要求を JavaScript アプリケーションに転送するように設定したら、JavaScript API ファイル ria.js に直接およびプロキシ経由でアクセスすることによって、それをテストできます。JavaScript API が 'myserver' のポート 8070 にインストールされ、プロキシがデフォルト名 riaproxy を使用して localhost のデフォルト ポート 80 にインストールされている場合、2 つの URL は以下のようになります。
- http://myserver:8070/ria/ria.js
- http://localhost/riaproxy/proxy.aspx?url=http%3A%2F%2Fmyserver%3A8070%2Fria%2Fria.js
2 つの URL によってロードされるページを比較して、同じであることを確認します。